NPOが中心になり、広島県内でのバイオマス利活用を推進するネットワーク化を呼びかけたところ、32名もの方の参加で、すばらしいスタートを切ることができました。
 初会合の会場・「ひろしまNPOセンター」には、会社、民間研究所、国、地方自治体、NPO、そして個人と、多頃な方々の参加で、関心の高さに驚きました。と同時に、中国5県の中では出遅れ気味と言われている広島県内でのバイオマス利活用推進に、明るい展望を見いだすことができました。
 会合では、「森のバイオマス研究会」の早田から、木質バイオマスの魅力と研究会としての取り組み内容について、「e&g研究所」の村田からは、「ドイツ・環境スタディーツアー」で訪問した木質バイオマスやバイオガス施設と、ドイツ・再生可能エネルギー法についての紹介をしました。
 その後、各参加者から取り組み事例や関心事について、自己紹介を兼ねてご紹介いただきました。その発言を帳し、バイオマス利活用への強い関心と利活用への意気込みを感じました。今後、主催者として、バイオマス利活用関する最新情報の提供や、定期的な意見交換会の機会を作っていきたいと考えています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


報告
福山市松永でペレットストーブのPR
 11月30日、福山市松永公民館を中心に開かれた「家族環境小学校」で、ペレット・ストーブのデモンストレーションを行い、高い関心を呼び起こしました。やさしい木の温もりのペレットストーブで暖をとりながら、話が弾みました。
 早朝より、また遠方より参加された「森のバイオマス研究会」のみなさん、ありがとうございました。
 
 
 
 
お知らせ………………
 来年(2004年)2月28日(土)と29日(日)の両日、広島県立体育館を会場に開催されます「フードフェスタ」で、ペレット・ストーブのデモなどを行います。広島市内でのデモは初めてです。寒い2月ということで、ペレット・ストーブの良さを、より一層感じていただけるものと期待しています。

 

ひろしまNPO バイオマス推進ねっと
   趣 旨
 環境負荷の少ない、魅力ある代替エネルギーとしてのバイオマス活用について、広く県民への普及啓発を図るとともに、実施に向けバイオマス利用の動きを促進する。具体的には、ペレット・ストーブ等の普及やバイオガス・プラント建設等で利用促進を図ることで、バイオマス利活用の有用性や魅力を実感できるものとする。

推進計画
 A. 普及啓発(学習、講座、展示など
  @バイオマスへの関心を呼び起こすとともに、バイオマス普及を担う人材を育成することを目的に、バイオマスについての学習会や講演会、展示会などを開催する。
  A学習会などを開催する過程で、調査・研究機関の立ち上げについての議論を深め、同研究機関を立ち上げる。
  B当初から、研究者、国(中国経済産業局、中国四国農政局など)、広島県、県内市町村、企業(特に、地場産業やベンチャー企業)などとの協力関係をつくっていく。

 B. 事業実施に向けての調査・研究
  バイオマス、バイオガス利活用の基礎研究と、プラント建設の可能性などの事業実施を進めていくための調査・研究を行う。

 C. 実施機関の立ち上げと推進
  Bでの調査・研究をもとに、利活用の具体化を図っていく機関を立ち上げる。その機関を実施母体として、広島県内での木質バイオマスやバイオガスの利活用を進めていく。
 
 

 

出版情報
待望の木質バイオマス専門誌創刊!
「季刊・木質エネルギー」
 「木質エネルギー関連の事業を行うにあたって実際に役に立つ情報の提供」が、本誌のねらい。
 私たちも「啓発の段階から一歩踏み出して、事業化に対応する」段階。狙いがぴったりとくる季刊誌です。ぜひご購読を。

創刊号内容紹介
「木質エネルギーの普及を阻む三つの壁」
「拡がる木質バイオマスのエネルギー利用」
「岩手県に導入されたチップボイラーについて」「基礎講座〜木質バイオマスについての基礎的な概念と定義」ほか。
 発  行:木質バイオマス利用研究会
 責任編集:熊崎 実
 購 読 料 :個 人   5,000円/年
      法人・団体 10,000円/年
購読申込
  ・郵便振替:
    口座名「木質バイオマス利用研究会
    口座番号:00850-2-69487
・ HPから:http://www.woodenergy.net

……………編集後記……………

・ いまバイオマスへの関心が高まっています。これを形にするのが課題です。NPOの特性を生かしながら、それを実現したいと思っています。