中国新聞 掲載 2004年6月8日
中国新聞 掲載 2004年6月8日

読売新聞 掲載 2004年6月9日
読売新聞 掲載 2004年6月9日

毎日新聞 掲載 2004年6月8日
毎日新聞 掲載 2004年6月8日


朝日新聞 掲載 2004年6月12日
朝日新聞 掲載 2004年6月12日


経済リポート 掲載 2004年6月20
経済リポート 掲載 2004年6月20
AMDA代表者名を菅波進と記載していますが、菅波茂の誤りです。


産経新聞 掲載 2004年6月23日
産経新聞 掲載 2004年6月23日


基本的な情報(本文は新聞記事とは関係ありません)

2004年5月23日ハイチ共和国とドミニカ共和国の国境地帯を襲った集中豪雨により壊滅状態だと報告されているハイチの町 Fondes Verettesフォン・ベレットは、首都のポルトープランスから南東へ約55km、Mapouマプーは約40kmに位置する。(車で3〜4時間)
マプーの町は、ほぼ浸水している状態だと言われている。
e&g研究所の3名が2002年3月に訪れた際は、干上がった大きな川沿いに小さな集落が点在していた。周辺に松林が広がっているが、住民による伐採で年々木の数が減少し、その為に山が水を保持できず、大雨が降るたびに大水が流れ、被害は起こっていた。しかし、この度の被害は過去最大と思われる。1998年9月に中米を襲ったハリケーン・ジョージによるハイチ国内の死者は200人だったことからみても、今回の被害の大きさがうかがえる。
現在、ハイチ政府によると、国内全体で少なくとも死者1,191名、行方不明者1,484名、家屋倒壊2,399戸、家を失った人が31,130名とされている。ハイチ共和国、ドミニカ共和国両国の死者・行方不明者は、合わせて3,300名を越すと予想されている。

首都ポルトープランスから被災地域へ向かう102号線は、洪水により国境の町マルパッセから被災地域までのいたるところが寸断されていた為に、当初はヘリコプターでの救援物資運搬のみが行われていた。しかしWFP(国連世界食料計画)の報告によると、6月3日に、初めて11台のWFPのトラックが被災地に物資を運搬したとあり、徐々に道路の通行も可能になってきたと思われる。ただ依然として孤立した町や村は存在し、ヘリやボートを使用しての救援物資運搬が行われている。

 募金の送り先であるカリタスハイチは、3,000の被災世帯に対する第一次支援物資配給、負傷者への医療、浄水の為の塩素系薬品の配給など、迅速に対応している。また、被災者の今後の生活の建て直しを目的とした支援、児童への教材配布など、長期的な支援計画も立てている。
 今回、第一回送金を、6月22日を締め切りに行う。

Caritas Haiti http://www.caritashaiti.org
B.P : 13197 - Delmas Tel :509-246-1690 , 509-249-0347
31, Delmas 65 Fax : 509-249-0128
Port-au-Prince - Haiti (W.I) e-mail : secretaria@caritashaiti.org

【補足】2004年2月29日のアリスティド前大統領退陣・国外脱出後に、5月末までの3ヶ月の予定で暫定政権が発足したが、まだ新政権樹立のニュースは入っていない。前大統領脱出後、米・仏をはじめとした約3,600名からなる多国籍軍が治安の回復にあたっていたが、6月1日、国連部隊「国連ハイチ安定化派遣団」に任務が正式に引き継がれた。今月20日までに23カ国から約6,700名の部隊と約1,600名の警官が派遣される予定であり、治安維持だけでなく、当面は救援活動を行う予定である。ハイチの人口は約867万人。