−    flying again    −
貴女のことは忘れない。 僕の心から、貴女が居なくなることはない。 だけど、貴女だけに縛られているのは、もうやめようと思う。 僕を縛る鎖ではなく、僕が羽ばたくための翼として、貴女を感じていたいから。 もう一度、羽ばたくために。 貴女とともに、羽ばたくために。 貴女と描いた、あの大空へ、羽ばたくために。 そして、いつの日か、貴女の下へ、羽ばたくために。 『もちろん……不安だよ………』 『正直……とても怖いんだ………』 『自分が自分に押し潰されそうで………』 『でも……貴女と一緒なら………きっと……………』