ハルヤスミ句会 第百十六回
2010年6月
《 句会報 》
01 明日また会えるさよなら金魚草 ぐり(海・益・は・阿) 02 朝涼や釣の帰りの人と会ひ 春休 03 明易の土はこつくり水吸ひて てふこ 04 ジューンドロップ見知らぬ人と辞儀交はす 波子(て) 05 お向かひの向かうで蛙鳴いたらし 阿昼(波・春) 06 群青の空に屹立御柱 山渓(は) 07 若楓おびただしきは虫の糞 はなの(順・無) 08 かわいいをかたちにすればすずめのこ 益太郎(ぐ・あ) 09 冷房をがんがん効かせ特売日 つよし(山) 10 失踪もよいかもしれぬ初蛍 無三(山・益) 11 尾道も向かひの島も夕やけかな 春休(て) 12 屋台には巻きし簾と椅子積みて 華(て) 13 駆けにけり夏帽ふはと落つるまで 春休(波・あ) 14 友鮎の竿を形見に差し上げて あたみ 15 父の日の予定は焼き肉屋で決まる 順一(ぐ・阿) 16 地を掘れば土涼しいか飼犬よ 春休(て・順・あ) 17 十薬や日陰でこんなに育つのか 順一 18 夏の夜のお好み焼きはスタジアム 佳子 19 梅雨入りのカレーが鍋にこびりつき てふこ(海) 20 ビーチサンダル足のかたちに古びたる てふこ(佳・春) 21 木下闇ウェスト細き少年と 佳子(順) 22 蟻地獄マッチの先で突きけり 海音 23 箱釣の店番のまだ戻らぬよ ぐり(海・春) 24 四歳男子日焼の手首細きこと 阿昼(華) 25 出目金は黒にこだはる女かな 無三(海・山) 26 型抜きへ子等まっしぐら夜店の灯 ぐり 27 はんざきや清きだけでは生きられぬ 無三(益) 28 梅雨寒や二つに分けてマロンパイ 華(山) 29 じゃんけんで蚕豆食ぶる数競ふ 山渓 30 英虞湾の卯波ふっと口蹄疫 益太郎 31 万緑の木曽路は苔の石畳 山渓 32 藷の葉に生気満ちきて梅雨近し つよし 33 白と赤鯉の体色しかと見る 順一(は) 34 蟻の道たどる一匹づつ潰し 海音(ぐ・佳・無) 35 スコップもて勤労奉仕や夏燕 つよし 36 おおばこの轍二本を残し置く はなの 37 蟹の穴深入りをして叱られる 佳子(益・鋼・春) 38 梅干しをつまみとするや修司の忌 益太郎(華) 39 当たるビアー当たり易さは気にならず 順一 40 法事の夜麦茶の好み小うるさし 無三(波・鋼) 41 焼酎のロックに株の話など 華 42 滝風やフオットショットと言われても 波子 43 夏空へ足ばたつかせ団子虫 阿昼(は・無) 44 六月やウツドビーズのおりじなる あたみ 45 憂ひ事それも白玉食べるまで 無三(華・波・鋼) 46 種芋を植えて聞こゆる浪の音 波子(華・鋼) 47 亡き人の釣竿今年も虫干す あたみ(阿) 48 つぶれたる百足虫の頭きらきらす 海音(佳・無・阿) 49 ビアービアビアー三昧私には 順一 50 このプール美人さがすは無理なこと あたみ(順) 51 ああ眠たタイサンボクがさいている はなの(あ) 52 とうすみの過ぎゆく祭支度かな 春休(ぐ・佳) 53 水着きてお腹へこましすまし顔 あたみ |
【 涼野海音 選 】 ○01 明日また 「明日また会える」という肯定的な措辞が生きていると思いました。そこに「金魚草」の明るさに通じる所もあるのかなと。 ○19 梅雨入りの なかなか取れそうにないカレーと梅雨の鬱陶しさが結びつくような気がしました。 ○23 箱釣の 店番は一体どこへいったのでしょうか。「まだ戻らぬよ」の「よ」が巧いですね。 ○25 出目金は 女性の性格がわかりそうな句。 【 林 華 選 】 ○24 四歳男子 上七の表現に対し手首が細いというギャップの面白さ。 ○38 梅干しを 梅干と修司忌、微妙にひびいている。 ○45 憂ひ事 たいした憂い事ではなさそう。おいしい白玉だったのですね。 ○46 種芋を 海に近い畑か庭か。静かな時間。 03 明易の 「明易の土」とも読めるので「明易や」と大きく切ったほうがいいのでは。中七以下いいですね。 05 お向かひの 「鳴きにけり」「鳴いてをり」とか断定したい。 10 失踪も 初蛍がなんだか切ない。 20 ビーチサンダル 指の形に、とすればもっとリアルか。 23 箱釣の 誰も居なくてお椀だけが浮いているような景が見える。 26 型抜きへ 子供らの興奮が伝わる。「まつしぐら」ですね。。 34 蟻の道 可哀想だけどよく分かる。 36 おおばこの ちょっと分かりにくい。 39 当たるビアー よく分かりません。 40 法事の夜 法事の婆、とかにすれば誰が小うるさいのかよく分かるのでは。 43 夏空へ よく見ている。だんごむしも足をばたつかせるのかと面白い。 44 六月や オリジナル、と片仮名のほうがいいかと思う。 47 亡き人の 中八を解消したい(華) 52 とうすみの とうすみとんぼ、のことでしょうか。祭支度というから、灯心のことでしょうか。 【 松本てふこ 選 】 ○04 ジューンドロップ ジューンドロップという季語を、恥ずかしながらこの句で初めて知りました。(音の響きも素敵だし、今度使ってみようっと…)あまりにもさりげない日常の風景との取り合わせだからこそ季語の深みに目がいくんだなあ、と再確認。 ○11 尾道も 尾道、いつか行ってみたいところです。映画や、昔やっていた宅急便のCMなどでノスタルジックなイメージを持っていたのですがこの句はまさにイメージ通り。観光俳句とでもいいましょうか。「夕やけ」とひらがなを混ぜたのもさりげない小技。 ○12 屋台には 縁日の用意はまだこれから、といったところでしょうか。ざくっとした描写が愉快。さーてと、というテキ屋のお兄さんの声が聞こえてきそう。夏ですね。 ○16 地を掘れば 倒置法のせいなのか、「地を掘る」というちょっと舌足らずな言い方のせいなのか、五七五としての滑らかさに欠ける印象なのですが、それらがこの句を不思議にドラマチックにしているような。「飼犬」という呼びかけも凄みがある。この句の涼しさは季感よりも、むしろ死の涼しさに直結している気がしてとても不気味。 その他気になった句 13 駆けにけり 一直線で走り抜ける様は夏の解放感を体現しているようで素敵。関東人なので場所は千葉の九十九里浜あたりを連想しました。「ふは」が何だか句のひたむきさとちぐはぐに見えてしまって取れず。うーんどんなオノマトペだったらよかっただろう、とまだ代替案が思い浮かびません。 48 つぶれたる 百足虫の頭に言及しているところに俳味。死にざまに美を見いだすという視点にちょっと新鮮味を感じなかったので取りませんでした。切り取り方としては大いに共感。 【 足立山渓 選 】 ○09 冷房をがんがん効かせ特売日 ○10 失踪もよいかもしれぬ初蛍 ○25 出目金は黒にこだはる女かな ○28 梅雨寒や二つに分けてマロンパイ 【 石川順一 選 】 ○07 若楓 この景、丁度母が家の北側の草取りをして居て、ゲジゲジを殺して私がその場面を見に行った時の事を思い出しました。確かその時も虫の糞がたくさんとは言えませんが落ちて居たのを思い出します。場面は若干違いますし、この季節ありがちな景であり、句としては陳腐かとも思いましたが、何かありがちな景に対する親しみが素直に表現されていると感じました。 ○16 地を掘れば これも見たままが素直に表現されて居て、それで居て陳腐な句とは思えませんでした。 ○21 木下闇 類句があるのではと思った句ですが、これも見たままを素直に表現した佳句だと思いました。 ○50 このプール これは女性陣から総スカン食らう様な句創かも知れませんが、そこはかとないユーモアを感じたのでとりました。 【 川崎益太郎 選 】 ○01 明日また 一読かわいい句。金魚草が効いている。 ○10 失踪も どこかに消えたくなるような蛍の夜。初蛍ならなおさら。 ○27 はんざきや 清水でないと生息しないと言われるはんざき。でも清水だけでも生きられない。まさに人生。 ○37 蟹の穴 蟹の穴は蟻の穴より神秘的。誰しも知られたくないものがある。しかし覗きたい。人間の心理情況がよく出ている。 【 草野ぐり 選 】 ○08 かわいいを 全てひらがなにしたのが雀の子の頼りない可愛さによくあっている。ことばにすればがいい。 ○15 父の日の それぞれ独立した子供達が焼肉屋に集合して父の日の予定を。それにしても幸せなお父上だ。 ○34 蟻の道 一匹づつ潰しに、蟻を殺すことに段々夢中になっていく感じが出ている。子供だろうか。大人と考えた方が危うい恍惚感が出て面白い。 ○52 とうすみの 日本の夏の風景の美しいワンシーン。ちょっと幻のような。 10 失踪も ドキッとしたが失踪と初蛍のはかなさが近いか。 25 出目金は 黒出目金だけを愛でる女。どんな女かあれこれ想像してしまう。 38 梅干しを 梅干しと寺山修司が合わない気がするが、なにかあるのだろうか。 45 憂ひ事 白玉を食べれば晴れるささやかな憂ひ。白玉は人を何か幸せな気分にさせる食べ物だ。 ビアーの句が二句ありましたがビアーの意味がわかりませんでした。教えていただけるとうれしいです。 【 二川はなの 選 】 ○01 明日また 下五の「金魚草」がなんと愛らしい。二度と会うことのない「さよなら」もあることに気付く。 ○06 群青の 「御柱」を拝見したことはありませんが、群青色にその勇壮さと風格を感じます。 ○33 白と赤 鯉の品定めでしょうか、「しかと見る」に厳しい目を感じます。 ○43 夏空へ 大袈裟でおかしみがある。 【 水口佳子 選 】 ○20 ビーチサンダル 底がすり減って、色褪せて、もう買い替え時かなと思いつつ何となく捨てられなくて、ちょっとそこまで、という時には案外便利で・・・作者のひと夏(あるいはもっと)のいろいろな場面に同席したビーチサンダル。「足の形に」とは全くその通りでうまく表現してあると思う。「古びたる」に余韻あり。 ○34 蟻の道 部屋の中まで侵入してきた蟻だろうか。「一匹づつ潰し」という表現で、指に潰した時の感触が蘇る。思えば残酷な行為。しかし数日すると蟻はまたどこからともなく侵入してくる。 ○48 つぶれたる 以前論争を呼んだ「いきいきと死んでをるなり兜虫」という奥坂まやの句を思い出した。つぶれているのになお「きらきら」と輝いている百足虫の哀れ、リアリティーのある句。最後の「す」によって引き締まった。 ○52 とうすみの 祭支度のにぎわいの中を「とうすみ」がすいっと過ぎてゆく・・・そこだけ別の時間が流れているような異空間を感じた。 その他の好きな句 05 お向かひの このいい加減さが面白い。 23 箱釣の 神隠しにあったような不思議な感覚 46 種芋を 安芸津の風景のようでもある。 気になった句など 01 明日また やや甘いと思いますが。 09 冷房を 「がんがん」が少し乱暴なような。 12 屋台には よい景を切り取ってあると思うが、「には」がやや説明的かな。 19 梅雨入りの 「梅雨入りや」としたい。 26 型抜きへ 下五を上五に持ってきた方がいいのでは? 33 白と赤 無季です。「白と赤」は蛇足のようでもあるからそこに適切な季語を。 35 スコップもて 「もて」が重い感じ。夏燕は気持のよい季語ですが。 53 水着きて 私のことを言われているようで・・・ 【 小津無三 選 】 ○07 若楓 植えてはいてもこういう場面を実際に出会ったことはないのですが、楓や虫のそれぞれのエネルギーが爽快です。 ○34 蟻の道 部屋へ入り込んだ蟻を一匹ずつつぶしてゆく。その人だけではなく、読んでいく私の中にも何かが澱んでゆく。サラっと読んでも、深読みしてもおもしろい句ではないでしょうか。 ○43 夏空へ けなげな団子虫に感動してしまいました。虫の句は夏がやはりおもしろい。 ○48 つぶれたる 鮮やかな色の百足の頭が、まだのたうちまわっているのでしょうか。その生命力が夏に似つかわしい。 他にとりたかった句 20 ビーチサンダル足のかたちに古びたる 【 喜多波子 選 】 今月は 選句だけでお願いします ○05 お向かひの向かうで蛙鳴いたらし ○13 駆けにけり夏帽ふはと落つるまで ○40 法事の夜麦茶の好み小うるさし ○45 憂ひ事それも白玉食べるまで 【 梅原あたみ 選 】 ○08 かわいいを 私の回りにはすずめが、すっかり姿を見せなくなり寂しいです。いったいどうしたことでしょう?燕も近頃では見えなくなりそう**烏が原因の様に思え残念です。 ○13 駆けにけり 元気が一番その姿を見つめ子供の成長を喜びあふ** ○16 地を掘れば あたりまえでしょ*暑い時は冷たい土にお腹をすりつける、これが犬の極楽よ*と飼犬様が申しております。 ○51 ああ眠た 素晴らしい表現、これ以上何も言わずとも良い、ゆっくり休んで下さい。 【 鋼つよし 選 】 ○37 蟹の穴 ユニークな題材と見ていただきました。 ○40 法事の夜 人は10人十色であらゆるものに評論家がいるもので ○45 憂ひ事 共感がもてました ○46 種芋を 作業に集中しているときは耳に入らなかったのでしょうが安堵感が伝わります 【 中村阿昼 選 】 ○01 明日また 「明日また会えるさよなら」と「金魚草」との取り合わせの句として読みました。大好きな友達とまた明日も会える、だから「さよなら」の声も明るい。色とりどりの可愛らしい金魚草のように。 ○15 父の日の お父さんが焼肉好きなんでしょうね。きっと普段はメタボ対策でカロリー控えめにしてなくちゃいけなくて、でも今日は好きなだけ食べていいよーと言われてたりして。うちも行きました、焼き肉屋。 ○48 つぶれたる 黒光りのする大百足虫だったのかな。死を詠んだ句は、情緒に流れすぎたり観念的になりがちだが、「きらきら」と見たまま詠んでいるところに返って哀れを感じる。 ○47 亡き人の 亡くなられた方が大事にしていた釣竿なんでしょうね。亡き人への思いが伝わってきます。大事に手入れしていたら、そのうちお孫さんが使ってくれるかも。そんな絵本を最近読みました。 次の句も好きでした。 12 屋台には巻きし簾と椅子積みて 13 駆けにけり夏帽ふはと落つるまで 20 ビーチサンダル足のかたちに古びたる 38 梅干しをつまみとするや修司の忌 40 法事の夜麦茶の好み小うるさし 【 小川春休 選 】 ○05 お向かひの 「お向かひの向かう」という場所の把握が面白い。言い回しの面白さもありますが、周囲の家並み、その周りの自然が、何となく見えてくるところが良い。上五中七までで十分そういう雰囲気が伝わってくる分、下五は「鳴きにけり」等の単純な形の方が良いような気もします。 ○20 ビーチサンダル そうそう! かなりぼろくなっても、足に踏まれていない箇所はまだ真新しかったり、ビーサンもなかなか風情がありますねぇ。 ○23 箱釣の 実際には私は箱釣をしたことがないのになぜかなつかしい…。下五の「戻らぬよ」という詠嘆が秀逸。 ○37 蟹の穴 「叱られる」というのはつまり、穴の主である蟹に威嚇されたんだと思いますが、「深入りをして叱られる」という言い回しの含意の面白さと相俟って、なかなか味のある句になっていますね。 01 明日また 内容自体は明るいのですが、この視点は、「もう会えないさよなら」を知っているからこそ成立する訳で…。明るい・かわいらしいばかりではない奥行きを感じる句です。 03 明易の 内容は良いと思うのですが、どこか落ち着かない。助詞に原因があるようです。上五を「や」で切っていないのは、「明易の土」とつなげたい書き手の意志であえてそうしているのだと思いますが、「土は」の「は」がちょっと説明的な気がします。例えば「明易の土こつくりと水吸ひて」や、「明易の土やこつくり水吸ひて」のように「土」を強調する形も考えられます。 07 若楓 野生的なエネルギーの感じられる、健康的な句です。 10 失踪も 身一つで飛んでいる蛍に比べて、いかに自分は様々なしがらみにとらわれていることか…。「よいかもしれぬ」という断言しない言い方が、かえってリアル。 12 屋台には 景としては好きなのですが、語順や言い回しが気になります。特に「には」が説明的な感じがします。「屋台かな巻きし簾と椅子積まれ」等、もっとメリハリのある句形があると思います。 15 父の日の 二つの読みが考えられるのが問題です。(1)父の日の予定を焼き肉屋で検討し、決定した(どのように決定したかは不明)。(2)父の日の予定を検討した結果、焼き肉屋行きで決定した。このどちらにも読めてしまうのは、助詞(特に「で」)が曖昧なんだと思います。 19 梅雨入りの 個人的には上五で切りたい。あくまで、個人的に、ですが…。 21 木下闇 和語ではなく、敢えて「ウェスト」という外来語を使ったところから、書き手の書こうとした世界が見えてきます。ちなみに私に見えてきたのは、大島弓子の、『綿の国星』のような世界。 25 出目金は いろいろなこだわりがあるものですね。「出目金は」の「は」が力強い。 29 じゃんけんで たくさんのことを詠み込もうとして、句が散文的になっているようです。「数競ふ」まで言ってしまうと、瞬間の描写ではなくなり、かなり長い時間経過を伴う内容が句の中に盛り込まれてしまいます。例えば、じゃんけん一勝負を生き生きと描写した方が、鮮度の高い句になりそうです。 31 万緑の 気持ちの良い景ではありますが、もう一歩踏み込んだ描写や、季語の力を生かした広がりのある句を期待したいところです。 33 白と赤 力強い口調が、鯉の色合いの鮮やかさをも思わせます。 34 蟻の道 殺生を強調しない抑制された詠みぶりが、かえって読み手にしみてきます。 38 梅干しを 私自身、それほど寺山修司に詳しくないのですが、あまり梅干のイメージはないですねぇ。梅干には太宰治や坂口安吾の方が合いそうな感じです。私が知らないだけで、梅干と寺山修司に深いつながりでもあるのかもしれませんが…。 39 当たるビアー 49にも出てくる「ビアー」ですが、検索すると「ビアー(Bia)は、ギリシア神話の女神」と出てきます。でもこれでは句意がさっぱりつながらない。「ビール」を英語っぽく発音したものでしょうか? にしても、ビールで当たるって、食あたり? 懸賞か何かに当選? よく分かりませんでした。 41 焼酎の せっかく焼酎ロックでゆったり楽しんでいるところに株みたいな無粋な話なんてやめろよ、という感じでしょうか。飄々とした詠みぶりが良いですね。 43 夏空へ 面白い句。「夏空へ」と大きく打ち出したところが良いです。話は変わって、「団子虫」って、季語じゃないんですよね、一応。私の句集にも一句、「団子虫」の句がありますが、無季俳句と言えば言えるのかもしれない。 46 種芋を 何だかおいしい芋が育ちそうな、幸せな句ですね。 |
来月の投句は、7月15日までに、3句お送り下さい・・・・・・投句はこちら |
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