ハルヤスミ句会 第百十八回

2010年8月

《 句会報 》

01 流れ来る鯉の骸や夏の草    海音

02 私ですといふ声のして蛍かな  無三(ね・波)

03 子雀を拾ひ途方に暮れにけり  ぐり(鋼)

04 露天湯や瀬音涼しき峡の宿   山渓

05 自己紹介して夏休みの友達   阿昼(佳・あ)

06 ツイッター西日の部屋に習ひけり 華

07 夏合宿バスに乗り込む肘とがり ぐり(華・て・佳)

08 夏帽子相談事があるといふ   てふこ(無)

09 犬つれてよく似たものだ夕立晴 ねね

10 夕端居遠目のお人言い当てて  はなの(華・阿・春)

11 恐竜の骨並びゐる涼しさよ   波子(海・佳・無・鋼)

12 ヒロシマのその後の暑さしかしらず 佳子(海・華・益・は・無・波・阿・春)

13 胡瓜畑主あの世へいつたきり  つよし(て・は)

14 Tシャツの髑髏模様も浅草ぞ  華

15 きききんと削る歯音やいと涼し 山渓

16 氷に手突つ込みつかみ出せば鯖 春休(ね・あ)

17 あめふらし無邪気に笑ふ夏日かな 波子

18 トマトすする娘遠雷気のせいか ねね

19 夏期講座講師の黒子ばかり見て 華(海・山・は)

20 風鈴の向こうに拗ねてゐる背中 阿昼(益・は・春)

21 無人駅通過列車の風涼し    山渓(鋼)

22 蜘蛛の囲にかかる虫無き酷暑かな つよし(無)

23 曳き売りに西瓜一玉買はされぬ 無三(鋼)

24 蟻の道ここより先は遺族席   佳子(◎山)

25 地平線水平線より来る爆忌   益太郎

26 秋立つや山鳩の声すぐそこに  はなの

27 残暑なりぐるぐるのぼる駐車場 春休(ね・佳)

28 雪渓や奈落の底を垣間見る   山渓

29 闇匂ふ花火待つ間の港かな   無三(ね・て)

30 薬師岳の遭難碑建つ登山口   山渓

31 花火師の去りたる後の土埃   海音(あ)

32 生まれ死にまた星生まれ西瓜食ふ 無三

33 手花火に使ふ「卯波」の燐寸かな てふこ(海・益・春)

34 痛惜の鐘いづくまで長崎忌   波子

35 平和かな蝉の羽化する爆心地  益太郎(山・あ)

36 浜施餓鬼今年は蝶を見ぬといふ 無三

37 巡業の土俵を囲む秋団扇    はなの

38 今朝の秋つがいの虫の転がれる つよし

39 落蝉を避け次々と車輪行く   ぐり

40 夾竹桃避けて歩めよ祈りの日  ねね(波)

41 月涼し胎児クリオネより小さく 佳子(波・阿)

42 食べこぼし拭いて冷房強にして 阿昼

43 石鹸の二つくつつき長き夜を  春休(て・益・阿)

44 枝豆を茹でてだあれもゐない家 てふこ(華)

45 稲妻や水溜りよりポンプ立ち  春休

46 著莪の花昔話を二つ三つ    益太郎

47 稲妻を谷に落としぬ峰二つ   春休(山)

48 花火師のあぐらかきたる土の上 海音



【 湯木ねね 選 】
夏は、小さいころから嫌いです。生と死が近すぎて、一瞬でいれかわってしまいそうで、恐くて。それをまぎらわすための、明るさ、無邪気さも鮮やかな季節だなぁ、と思う句もたくさんありました。。
○02 私です  ほの明るい明滅が、鼓動ににてますね。
○16 氷に手  わくわくしながら、つかみだしたら、何!鯖だったの!勢いといい、色といい、びっくり加減といい、好きです。
○27 残暑なり  うだるような、くらくらするような、もう、残暑そのものでしょ。
○29 闇匂ふ  花火がはじまってしまえば、ぽっかり口をあけた闇にだれか飲み込まれても、気付かないかもしれない。以上4句。
その他07 夏合宿、19 夏期講座、21 無人駅も好きです。描かれてるのが女性なのか、男性なのかで、見えてくる場面がちがってきておもしろいですね。

【 涼野海音 選 】
○11 恐竜の  夏休みの時期になると恐竜展が多くなるなあと最近気がつきました。骨だけをみていると涼しさを感じます。
○12 ヒロシマの  原爆の日の暑さは忘れることができません。
○19 夏期講座  夏期講座の内容より、講師の黒子が気になってしまうのでしょうね。
○33 手花火に  やはりライターより燐寸のほうが風情がありますね。

【 林 華 選 】
○07 夏合宿  荷物を持っているからか、何で肘がとがっているのか分からないが下五面白い。
○10 夕端居  「あら、誰それさんよ」などと言っているお婆さんの姿が見える。「お人」に尊敬が表われていていい。
○12 ヒロシマの  私ヒロシマは暑いという印象がある。カタカナ表記にいろいろなことを思わせる。
○44 枝豆を  折角茹でたのに、早く帰って来てというところか。
次に採りたかった句
 28 雪渓や  ちょっと怖い、実感がある。
 29 闇匂ふ  景がみえてよく分かります。闇匂ふ、がいいです。
 31 花火師の  花火が果てたのではなく、花火師が去った後の土埃は珍しい。後は不要か。
その他気になった句
 01 流れ来る  鯉の骸「と」夏の草の方が分かりやすいと思います。
 02 私ですと  蛍が私です。と言っているのも面白いけど、下五「蛍狩」ではいかがでしょう。
 03 子雀を  答が出ちゃったかな。
 04 露天湯や  確かに涼しそう。そのまま過ぎるのでは。
 08 夏帽子  何の相談か(恋の?)具体的にしたい。
 15 きききんと  歯医者嫌いの私はあの音はとても涼しいとは感じられませんが。
 16 氷に手  突つ込み、つかむと重ねないで、氷よりつかんだ鯖のことを表現したらどうでしょう。
 20 風鈴の  作者は庭にいる?それとも拗ねている人(子供)が庭にいるのでしょうか。風鈴や、と切れば分かりやすいかと思います。

【 松本てふこ 選 】
○07 夏合宿  とがり、という発見が新鮮。肘の持ち主の爽やかな気負いと気合が伝わる。単純だけれど気持ちのいい句。
○13 胡瓜畑  胡瓜を選んだところが手柄。ちょっといってくるよ、みたいな感じだったのにねえ、という近所の人のうわさ話が聞こえてくるような。
○29 闇匂ふ  夜闇に包まれた港、なんていったら怪しげな事件の香りを嗅ぎ取らずにはいられないのだが、この句の場合は花火を待つ間の、とシチュエーションを限定し、さらに闇に匂いを振りまいて祝祭感と賑やかさの合間に訪れる奇妙な静寂を淡々と詠っている。
○43 石鹸の  チークダンスのよう。下五がさりげなく効いている。人間がくっつけたものなのに、そこに愛があるように読めるのが素敵。
その他気になった一句。
 14 Tシャツの  浅草という土地の持つ強烈さ、楽しさが「Tシャツの髑髏模様」にうまく集約されている。そうそう、こんな感じと手を打ちたくなった。
 24 蟻の道  キセル俳句か…と思い、最終的に選から外したが、蟻の黒、喪服の黒と、映像と色が迫ってくる一句。

【 足立山渓 選 】
○19 夏期講座  暑くて講師の話も耳に入らない様子がうかがえる。
◎24 蟻の道  俳諧味溢れる秀句。
○35 平和かな  多くの死者を出した爆心地も、今では蝉時雨が激しく平和を実感できる桂句。
○47 稲妻を  峰と峰との間の谷間を上手に表現されている。

【 川崎益太郎 選 】
○12 ヒロシマの  戦争体験のないものにとって、ヒロシマのその後の暑さしか知らないと、言われて納得。しかし、その裏に平和に対する思いが読みとれる佳句である。
○20 風鈴の  爽やかな風鈴と拗ねている人の取り合わせが上手い。
○33 手花火に  「卯波」は、真砂女が経営していた居酒屋。死後閉店していたが、最近復活したと聞いている。一度は行ってみたいと思っている。その「卯波」のマッチで着ける手花火。感慨深い句。
○43 石鹸の  二つの石鹸がくっついた、長き夜。いろいろ妄想もできる佳句。

【 草野ぐり 選 】
残暑で体調を崩してしまいました。
今月は選句お休みさせて下さい。すみません。

【 二川はなの 選 】
○12 ヒロシマの  言葉がみつからない。
○13 胡瓜畑  あっさりと、乱暴に真実だけを述べながら伝わる悲しみ。
○19 夏季講座  共感、出てくる度気になって。
○20 風鈴の  景が良く見える。長い夏休み、こんな事もあるね。見つめる大人の目のやさしさが伝わる。
ほかに好きだった句
 22 蜘蛛の囲にかかる虫無き酷暑かな
 24 蟻の道ここより先は遺族席
 41 月涼し胎児クリオネより小さく

【 水口佳子 選 】
○05 自己紹介  「して」が少し気になったが、内容が面白い。「夏休みの友達」は夏休みだけの友達、ということか。いろいろ物語が考えられる。例えばこれが小学生くらいの子供のことか、大学生くらいの年齢なのか・・・それだけで全く違う夏休みのお話ができ上がっていくから楽しい。
○07 夏合宿  合宿と言ってもいろいろなものが考えられる。部活の合宿、野外活動などの合宿。「肘とがり」には何か普通でない緊張感が感じられ、この合宿はもしかしたら進学塾などの合宿かもしれないなと思った。半袖の服からにょきっと伸びた腕が想像できる。
○11 恐竜の  脊椎動物の骨格写真集というのを見たことあるが、とても美しいものであった。掲句は博物館に並べられていた恐竜の骨か、或いは恐竜展か、いずれにしてもその骨格の繊細さに心惹かれたのだろう。「涼しさよ」の余韻が心に響く。
○27 残暑なり  「ぐるぐるのぼる」に残暑の苛立ちが表れている。中七の平仮名表記が生きていて永遠にのぼり続けていくような感覚にさせる。こういう句は縦書きにしてあるとより一層その面白さが感じられるかもしれないとふと思ったりもした。
ほかに好きな句
 01 流れ来る  こういう景を詠んだ句は珍しいと思う。季語がこれでいいのかなという気がして・・・迷いました。
 14 Tシャツの  行ったことなくても妙に納得できる句でした。
 26 秋立つや  おとなしい句ですが空気の澄んだ感じが秋らしくていいと思います。
 09 犬連れて  「よく似たものだ」は犬と飼い主のこと?犬を連れた人同士のこと?そこが少し曖昧。
 13 胡瓜畑  季語が動くように思います。
 15 きききんと 「削る歯音」は「歯を削る音」とした方が分かりやすいのでは?
 18 トマトすする  言いたいのは娘のことか遠雷のことか・・・2句できそう。
 25 地平線 「爆忌」という言葉は不十分だと思います。
 29 闇匂ふ 上五が思わせぶりなのに「港」で答を出してしまい残念。初めから潮匂ふとか潮の香とした方が臨場感が出ると思います。

【 小津無三 選 】
○08 夏帽子  夏のけだるい暑さと、心の中の屈託が感じさせるものがよく響いているのではないでしょうか。
○11 恐竜の  博物館の大きな展示場にある恐竜の骨が、ひんやりした空気を感じさせます。
○12 ヒロシマの  寡黙で逆説的な作りだが、ヒロシマのことを決して忘れてはいないという強く表現に心打たれました。
○22 蜘蛛の囲に  今年虫が姿を見せない異常さは、かなり気になります。それはそれとして、暑さの表現としておもしろかった。
その他好きな句です。
 01 流れ来る
 19 夏期講座
 20 風鈴の
 24 蟻の道
 27 残暑なり

【 喜多波子 選 】
○02 私です  私ですという 口語の言い方が可愛らしくて小さな蛍の可憐な光りが想像できます。
○12 ヒロシマの  地名のカタカナ表記が悲惨な爆心地を想いだす作者です。
○40 夾竹桃  原爆忌の句と解釈しています。夾竹桃があの日も赤く咲いていたのでしょう。
○41 月涼し  超音波で見る胎児は 四肢が明瞭にわかり可愛らしく動いている。季語の斡旋が良く透明感があり 静寂の中で皆が待ち望んでいる幸せな赤ちゃんが元気です。

【 梅原あたみ 選 】
宜しくお願い致します。
○05 自己紹介  思い出を一杯つくる夏休み、きっと仲良しの良い友達でしょう。ほほえまし状況が浮かびます。
○16 氷に手  ちょっと変わった発想の俳句の気がしました。氷は冬の季語でもこの後に鯖が付き秋の季語。今は冬の氷より猛暑に氷が気持ち良いので頂ました。
○31 花火師の  美しい時間にほっと一息し後に土埃がしてもかまわないけれど、私は何時も帰るにむちゅうで此処まで気が付きませんでした。
○35 平和かな  今年もあの猛烈暑い日差しの中を沢山のご遺族の見守る式が行われました、平和への志は蝉の羽化に深い意味を感じとれました。

【 鋼つよし 選 】
○03 子雀を  弱弱しい子雀を手に実感が伝わる。
○11 恐竜の  見る人によって恐竜を見ての思いはいろいろでしょうが涼しいというのもよいと思う。
○21 無人駅  鉄の匂いの風もまた良い。
○23 曳き売りに  経緯はわからないが買わされたという可笑しみが良い。

【 中村阿昼 選 】
○10 夕端居  小柄なおばあちゃんが、ちょこんと縁側の端に座っている姿を思い浮かべました。あんなに遠くの人が誰かわかるのは、ずっとご近所に住んでいる親しいお人だからかも。
○12 ヒロシマの  その前のヒロシマの夏、そこにはいまより少しつつましい暑さ、それをしのぐための団扇、打水、簾、風鈴、行水、などなど夏の季語の世界のすべてがあったのに、と思わずにはいわれません。
○41 月涼し  妖精のような小さなクリオネが水の中をすいすいと泳いでいる。お腹の子はそれよりもまだ小さく、でも確かに存在している。小さな命を宿した喜びと不安、月はすべてをやさしく見守っているようだ。
○43 石鹸の  最近は、ポンプ式のボディシャンプーにハンドソープばかりで、固形の石鹸をあまり使わなくなりました。だから石鹸という言葉が懐かしい。小さくなった石鹸が二つくっついて、灯りの消えたお風呂場で長い夜を過ごす、なんて、なんだかひっそりと昔ながらの生活を続けている老夫婦のようでした。
今回は好きだった句がたくさんありました。
 11 恐竜の骨並びゐる涼しさよ   
 13 胡瓜畑主あの世へいつたきり  
 15 きききんと削る歯音やいと涼し 
 16 氷に手突つ込みつかみ出せば鯖 
 23 曳き売りに西瓜一玉買はされぬ 
 24 蟻の道ここより先は遺族席   
 26 秋立つや山鳩の声すぐそこに  
 45 稲妻や水溜りよりポンプ立ち  

【 小川春休 選 】
○10 夕端居  こういう人間同士のつながりが良い。こういう人間関係がある町が良い。
○12 ヒロシマの  先日twitter上で、「原爆忌」という季語を使うか使わないかという話題が出まして、私自身は使っても良いと思いながらも、心にちょっとひっかかりがある状態でその話題を眺めていました。私のひっかかりの正体は、「一年のうちの特定の日にだけ戦争・平和について考えるのではなく、そういう考えは常に心のどこかにとどめておくべきではないか」というものでした。前置きが長くなりましたが、この句は戦後の広島に長く住み、生活する者の実感として、共感できるものだと感じました。
○20 風鈴の  風鈴が、二人の人物を遮る境界のように存在しているのが新鮮。拗ねパワーがそこに境界を作り出しているのです。それを風鈴という季語で描き出した点が巧み。実際にこういう景を経験したことがなくても、見たことがあるような気にさせてくれる句。
○33 手花火に  久保田万太郎の世界のようで、何とも良い雰囲気。
 01 流れ来る  情を排した描写、良いと思います。
 02 私ですと  少し趣向が強いような気もしますが、蛍の夜の幽玄を感じさせてくれる句だと思います。
 05 自己紹介  内容には好感を持ちましたが、字余り・句またがりの併せ技で、頭にすんなりと入ってきません。「自己紹介すれば友達夏休み」くらいの単純な言い回しで良いと思うのですが…。
 07 夏合宿  高校生でしょうか。肘に焦点を絞った点が良いですね。
 09 犬つれて  犬が飼い主にびっくりするほどよく似てたのでしょうが、「夕立晴」では雨上がりという状況が分かるだけで、あまり効果的でないように思います。
 14 Tシャツの  これもまた、現代の浅草の夏の景。面白い切り口の句。
 15 きききんと  あの音は不快と感じる方が多いのではないかと思うのですが、この句ではそれを裏切り、肯定的に「涼し」と表現されています。個人的にはちょっと共感できませんでしたが…(あの音かなり苦手です)。
 17 あめふらし  「あめふらし」を辞書で引くと巨大なナメクジ状の生物のようなのですが、「無邪気に笑ふ」はちょっとイメージできませんでした。
 18 トマトすする  自分だけに聞こえたかのような遠雷(もしくは空耳?)。何事も無かったのような周囲の情景の描写としての「トマトすする娘」。対比が中々に巧みな句。
 19 夏期講座  恐らくは顔にあるほくろ。講師が何かしゃべると、それに合わせてほくろが動くのかもしれません。聞く側も夏ばて気味なのか、あんまり聞く気がないのがよーく分かります。
 22 蜘蛛の囲に  景はくっきりしているのですが、酷暑が答えになってしまっている感なきにしもあらずです(あまりの暑さのせいで蜘蛛の囲にかかる前に虫が死んでしまっている、みたいな)。
 24 蟻の道  人間は悲しみの中でも、遺族とそうでない者をはっきり峻別している。蟻はそのようなことおかまいなしに日々の営為を続けている。人間は、肉親への感情を尊いもの、美しいものとして尊ぶが、それゆえに悲しみもまた深い。比べる必然性はないのかも知れないが、どちらがより幸せか、ちょっと考えさせられました。
 26 秋立つや  澄んだ空気が感じられます。山鳩の声がすぐ近くに聞こえる住まい、良いですね。すっきりとした句。
 30 薬師岳の  上五中七で十分に山だと分かる描写がなされているので、下五の「登山口」が活きてきません。もっとイメージの広がる季語があるのではないでしょうか。
 31 花火師の  勢い良く花火を揚げて、勢い良く片付けて、勢い良く去っていく。かっこいい花火師ですね。
 38 今朝の秋  転がっているというのは既に生きてはいないということでしょうか。それがつがいであったということ、やっとこれから秋めいていく朝だということ。抑制の効いた表現ですが、複雑な内面を持った句だと思います。
 41 月涼し  暑い夏でも、日を経るごとにすくすくと育っていく胎児。生命の不思議と、胎児の成長への喜びが、すーっと伝わってくる句。これも採りたかった句。今回四句選は難しかったです。
 46 著莪の花  ぽつりぽつりと昔の事を語るのに、著莪の花の風情が合う。


来月の投句は、9月15日までに、3句お送り下さい・・・・・・投句はこちら

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