【 石黒案山子 選(案) 】
○06 捨て水の流れのままに凍ててをり
○13
一族やもう次の餅焼き始め
○39 元日の街ひろびろと鳶舞ふ
○42 破壊とは心地よきこと霜柱
◎54
初凪や日向を運ぶ定期バス
【 一斗 選(一) 】
○10 焼芋の焼き上がるまで橋に待つ
○39
元日の街ひろびろと鳶舞ふ
○46 スキー帽笑くぼばかりが目立ちをり
○49 松飾り外し輪郭うすき家
○51
冬日燦もう紙ほどに軽き猫
【 遠藤ちこ 選(ち) 】
○06 捨て水の 寒そうですが、きれいです。
○39
元日の 元旦の街のひっそりしているところに鳶がゆっくり飛んでいる湘南の辺りを想像しました。元旦らしいと思いました。
○42
破壊とは 今冬は寒いので霜柱をよく見ます。見つけると思わず踏んでしまいます。
○47
まず一個 小さな口と赤い冬苺の取り合わせとまず一個口に入れてあげるところが幼子を大切にしている感じがでていてほほえましい。
○56
縞馬の 寒くて縞馬が動かずに何頭か固まっているところでしょうか?冬の寒い動物園の景が浮かびました。
【 中村時人 選(時) 】
○03
冬雲が 雪国の冬は炬燵に漬物は欠かせない。眼に浮かぶます。
○06 捨て水の よく道に水を巻いて怒られた思い出があります。
○18
初夢の バザール中を父母を探し回る初夢は、少し切ない思いがしてきます。
○27
あらたまの とび色の髪の乙女では無くて とび色の瞳の巫女 逢たいね!
○29
初売や 花一輪を徳利に挿して初売り、なんと粋な店ちょと寄ってみたい。
他に気になった句は
02
弓引くや 誰かが今の日本は太平洋戦争の前の様だと言っていたが
05 なぞり読む 何の発祥の碑なのだろうか気になる。
38
人見知りする児数の子食べる音
【 土曜第九 選(第) 】
○06 捨て水の 氷点下の朝の感じが伝わってきます。
○23
白鷺の お正月の穏やかさが伝わってきます。
○32 空腹と 語呂合わせみたいですがこの幸福感よく分かります。
○39
元日の お正月の空は本当に広く見えます。
○47 まず一個 子供や家族の笑顔が目に浮かびます。
【 奥寺ひろ子 選(奥) 】
○03 冬雲が 今にもすぐに雨がふってきそうです。
○06
捨て水の 朝起きてみると夕方撒いたとおりに凍っていることがよくあります。
○11
魁けて ほこり、はふりの表現に「祝、溢れる、羽振る」とめでたさも伺われます。
○14 初晴や 新年の作者の祈りも感じらます。
○18
初夢の バザール中というのが平和ですね。
【 滝ノ川愛 選(愛) 】
〇06
捨て水の 寒さの中の一場面を切り取った句ですね。「流れのままに凍ててをり」の表現が只事でない、凄みを帯びた寒さを感じさせます。私は思わず”弁慶の立ち往生”を連想しました。
〇07
縁談に あまり乗り気でない縁談のようです。折角の縁談話なのに「ほんまええな」とか言いながら投扇興をやっている。投扇興の季語が良く効いています。
〇10
焼芋の 橋のそばで焼き芋を売っているのでしょう。買い手は女性や子供ではないでしょう、何故なら彼らなら焼き芋屋さんのすぐそばで焼きあがるのを真剣に待っているはずです。わざわざ橋の上で待つなんて、ミエミエで面白いです。
〇38
人見知り お正月にお客様の前でか、それとも他所にお呼ばれしているのか、挨拶もちゃんと出来ないような人見知りする児。その児が数の子を食べている。その音がハッキリ聞こえる。そこのアンバランスが面白いです。
〇40
破壊とは 霜柱を蹴散らかしたりして踏み歩く景を破壊とは何とまあ大袈裟な!でも確かに心地よい。人間は誰しもそういったものなのかも知れません。
【 土田ひなこ 選(土) 】
(今月お休みです。)
【 小林タロー 選(タ) 】
○03
冬雲が リズムの乱れ、句またがり も良いと思いました。
○05
なぞり読む 古びた碑だ、何かはわからぬが何かが始まった場所だ。今でも兎罠があるような田舎、昔とつながっているようだ。
○07
縁談に 縁談の行方を占うような投扇興、どこでやっているのか、だれがやっているのかわかりませんが、賑わいも感じられ、関西弁(?)もほんわりとしていいです。
○12
日向ぼこ なんとおりもの読み方ができる俳句は良くないと言われますが、心象俳句ならば仕方ないのではないかと思い、逆にいくつもの読みを誘うところもおもしろいのか、とじっくり読んで思いました。
○32
空腹といふ 満たされるあてのある不幸せは幸せです。
【 森田遊介 選(遊) 】
○06
捨て水の 凍りつく寒い朝を即思い浮かべました。写実に徹した一句です。
○31
ストーブを 女子会ですね。季語のストーブは多分ダルマストーブで有るとすれば、妙齢なる女子会の景を想像し心暖まる一句になりました。
○38
人見知り 恥ずかしがり屋のくせになんと見事な音を立てるのか。膳を囲む家族らがにんまり笑う様子を思います。
○42
喪中とて 新年の静かな箱根を想像しました。私の生活に何事が起こっても時間は無情にも流れている。無情ではあるけれど春がやって来ると言う希望も自然は与えてくれます。ズシンと感じる一句です。
○59
初稽古 低学年が集まる発稽古を想像しまいた。撮られたのはあまり嬉しくなかったようです。きっと欠伸なぞしていたのではありませんか?
【 小早川忠義 選(忠) 】
○13
一族や 餅っていくらでも入りますね。胃もたれに注意。
○21 福寿草 小さいながらもしっかと初日を見つめ黄色い花。
○22
寒の鯉 氷じゃなくて水ですか。その鯉がゆっくり進んでいそう。
○30
長髪も 認められるまで随分長かったのと、今になってもという脱力感。
○57 味噌汁に 控えめなめでたさが出ています。
06
捨て水の どこかで見たような覚えがありますね。
10 焼芋の 「橋の上」にしたらどうでしょう。
25
書初や あったあった。でも父だと当たり前か。
42 破壊とは 破壊、は固いのでこはす、とか。
45
あの時はねと 花びら餅に可愛さが出ています。
52 火葬場の 泳ぐんじゃなくて流れる。不気味に思われます。
【 石川順一 選(順) 】
○05
なぞり読む 季語は「兎罠」。空間把握は時として人の意識をかき乱す因となる。「発祥の碑」を読み心を落ち着かせればそんな事も無い。「なぞり読む」は音読の事であろうか、丁寧に読む。意識は歴史に思いを致し落ち着いて来た。俳句も思い浮かんで来た。
○10
焼芋の 季語は「焼芋」。よくある風景かも知れませんが、何か懐かしいと同時に確かな骨格を思いました。「焼き上がるまで」に凡愚に堕して居ない秀抜さを感じました。
○37
七草や 季語は「七草」。そろって居ない、四種類足りないそこに俳味が。後で揃ったかもしれませんが。
○49
松飾り 季語は「松飾り」或いは「松飾り外す」。作者の主情の勝った句。紙の様な家と思ったのか。
○51
冬日燦 季語は「冬日」。飛び立つさまか。確かにあの軽やかさは何かに譬えたくなる。「紙」に譬えた。太陽に映えて居た。
他に 17
福寿草,27 あらたまの,59 初稽古 にも注目しました。
【 涼野海音 選(海) 】
○18
初夢の 初夢の「バザール」で父母に会えるか、会った瞬間に初夢が覚めそうな・・・。
○29
初売や 初売の賑やかさの中の「徳利の花」。よく見つけましたね。
○31
ストーブを 女子会という奴でしょうか。いかにも賑やかな雰囲気。
○33
寒月や 「海老のひげ」とはまた細かな所に注目しましたね!
○39 元日の 元日の目出たさが「鳶」に集約されています。
【 松本てふこ 選(て) 】
○10
焼芋の 絵画のような静けさ。橋のたもとに焼芋の屋台があって、ちょっとお待ち下さいねーなんて言われて、川面を見つめている姿が思い浮かぶ。
○18
初夢の 中東風の舞台設定と日常では隠されている童心が混ざり合って切ない一句となっている。「や」ではなく「の」なのもいい。
○27
あらたまの 巫女の瞳に宿る野性的な美しさを的確な季語選択で詠んでいる。色に関する句というのはともすれば平凡になりがちだがこちらは成功例だと思う。
○46
スキー帽 「ばかり」「目立つ」の併用が音の無駄遣いだし言いすぎてるので推敲をお願いしたいが、えくぼが目立つスキーヤーという着眼はいいと思う。…ちょっと類想ありますかね…
○49
松飾り 輪郭=生命力、と考えやすい。中高年以上で構成された家を連想させる。
【 足立山渓 選(山) 】
(今月選句お休みです。)
【 川崎益太郎 選(益) 】
〇07
縁談に 投扇興という新年の季語と縁談との取り合わせ。「ほんまええな」という方言に親御さんの案ずる気持ちが出ている。
〇22
寒の鯉 寒の水に厚さがあるという面白い見方。「までを」が効いている。
〇42
破壊とは 霜柱でも氷でも壊したくなるのが人情。破壊に感じる快感。人間の怖さのひとつ。
〇51
冬日燦 冬日を浴びた猫は、乾いて軽くなったと作者。「もう紙ほどに」が上手い。
〇54
初凪や 定期バスが日向を運ぶという、目の付け所が上手い。初凪の季語も効いている。
【 草野ぐり 選(ぐ) 】
○06
捨て水の さりげない風景をさっとその場で詠んだような臨場感がいい。
○13
一族や 正月に集まった一族に食欲旺盛な世代が何人もいるのだろう。一族という硬い言い方と賑やかな集まりのギャップも楽しい。
○46
スキー帽 スキー場マジックというか、やたらとスキー場だと格好良く見える人がいるが、こちらはえくぼが目立つ人。何故かえくぼから目が離せない。
○49
松飾り 確かに。輪郭がうすくなるとは上手い言い方だ。松の内が終ると一斉に住宅街がぼやけた感じになるのはそのせいか。
○56
縞馬の 日本の動物園の縞馬は冬が辛いだろう。寒いからあまり動かないのだろうか。ぴんとした空気にモノトーンの縞が冷え冷えと映えている感じがよく出ている。
【 水口佳子 選(佳) 】
○04
橙の 〈にぎやかや〉とされていることで、ちょっと不思議な感覚になってしまった。にぎやかなのは橙の実がたわわに生っているということなのだけれども、〈冬休み〉とのつながりで、子供が木に生っているようなイメージに。
○10
焼芋の 焼芋屋さんの焼芋なのか、それとも落ち葉を集めて焼芋を焼いているのか・・・ 〈橋に待つ〉としたことで景に広がりが生まれた。橋と言いつつもその下を流れる川なども想像できる。読み手それぞれの心の中にそれぞれの川が懐かしいものとしてある。
○38
人見知り おとなしい子も決して仲間に入りたくないというわけではなく。数の子を噛むかすかな音がこの子の自己主張と言えるのかも。
○52
火葬場の 浮かぶとか泳ぐとかいうのでなく〈流るる〉という表現が良い。しかも火葬場の裏。逆らわず自然に任せ・・・こういう句はあまり説明すると理屈っぽくなるような。
○54
初凪や 海沿いを走るあまり乗客の多くないバスだろうか。〈日向を運ぶ〉がうまいなあ。穏やかな海にも日が差して輝いていることだろう。
ほかに好きな句
18
初夢の 夢それ自体がバザールのようでもあります。
22 寒の鯉 言ってなくても鯉の大きさが分かる句。
56
縞馬の 白黒のコントラストとピンと張り詰めた空気感。
【 喜多波子 選(波) 】
○07 縁談にほんまええなと投扇興
○18
初夢のバザール中を父母探す
○27 あらたまの巫女とび色の瞳なる
○49 松飾り外し輪郭うすき家
○51
冬日燦もう紙ほどに軽き猫
【 鋼つよし 選(鋼) 】
○28 境内の 店の数が気になることあります。
○35
歌留多とや いろはのほかはこの私も。
○42 破壊とは 霜柱をつぶすのは楽しい遊び。
○44
万歳は 現代は手締めが簡潔さで多い気がする。
○59
初稽古 わが子供のか、自分のか私は撮影したのを見せられるほうですが一句にされたと思う。
佳句として 24 賀状くる 48 着膨れて 55
喪中とて 56 縞馬の
【 小川春休 選(春) 】
○10
焼芋の 注文が入ってから焼くのか、たまたま焼き芋を切らしていたのか、焼き上がるのを待たねばならない。橋も、車が多数行き交うような大きな橋ではなく、生活道路といった感じのものでしょう。欄干に寄りかかって、水の流れでも見ながらのんびりと待つのも悪くない。
○18
初夢の バザールというと、映画などで見たことのある中東のイスラム教圏における野外市場、強い日差しと砂埃、行き交う多くの人々が想像されます。そんな場所で両親にはぐれる不安はいかばかりでしょう。作者の年代は不明ですが、夢の中では子供の頃に戻っているのかも知れませんね。
○51
冬日燦 以前はそれなりに重かった猫が、老いたか病気でもしたか、紙のように軽くなってしまっている。「もう」という語に、この猫とのこれまでの生活や、あまり残されていなさそうなこれからの日々のことが思われます。「冬日燦」という上五が、この一瞬の、そしてこれからの一日一日の猫との生活の貴重さを痛感させます。
○52
火葬場の 火葬場は、山であったり谷であったり、人里離れた場所によくあります。故人が火葬されている間の時間を、火葬場の周囲に出て時間でも潰していたのでしょう。受動的に水に流されるままのかいつぶりの姿が、読み手にいろいろな想念を呼び起こします。
○56
縞馬の 感覚的な景の把握と、気迫の感じられる言い切りとが、くっきりと景を浮かび上がらせます。直立している縞馬たちの縞の鮮明さと張り詰めたような寒さとが非常に印象的な景を構成しています。
01
歳末や 中七下五は描写というよりも状況説明のような内容ですが、それが活きるかどうかも季語次第。その点、この句の「歳末」はどういう時期かを説明しているだけで、あまり効果的とは思えませんでした。確かに歳末は世間では一般的に忙しい時期ではあるのでしょうが、業種も何も分からないのも少し弱いです。
04
橙の 以前住んでいた町では、この木のように、実がたくさんなっている木をよく見かけました。虫や動物の少ない冬ですが、こういうところに華やかさがあります。
05
なぞり読む 何の発祥の碑かは分かりませんが、恐らく古い碑文で、もう文字も鮮明ではないのでしょう。兎罠の存在が、辺りの景をありありと想像させます。
06
捨て水の 誰からもかえりみられない捨て水、それもまた、見る側の心持ちによっては寒さをありありと感じさせるものになるんですね。一句の言葉の運びに無駄がなく、すっきりとしているところも良い。採りたかった句。
08
短日の 出来ている句ではあるのですが、短日という季語の扱い方(「長」との対比のさせ方など)は、ちょっとお決まりのパターンかなぁという印象も。
11
魁けて 中七のオノマトペが独特で、不思議と福寿草の様子を想像させてくれています。調子の良い句です。
12
日向ぼこ 何故出来ないのかがちょっとはっきりせず、すとんと落ちてこない句です。「濃灰色の壁」が日差しを遮っているということなのでしょうか。
14
初晴や 中七をわざわざ字余りにされている点も疑問ですし(下五の字余りの方はそれほど気になりませんが)、一句に「や」「なり」と並べて句がぶつぶつ切れてしまっているのも良くないと思います。気分の良い景を描こうとされているのでしょうが、肝心の句の響きがもたついてしまっているようです。
16
マンションの あれ、まだクリスマスのリースを飾ってあるのかな、と思ってみるとリース風の正月飾りだった、ということがありますね。
19
風呂場まで 家の中でニット帽子を被って、風呂場まで移動しながら読書しているとは、何とも不思議な光景です。「風呂場まで」ではなく「風呂屋まで」であれば、まだ日のあるうちに銭湯へ、文庫本でも読みながら移動しているのかとも読めますが…。
23
白鷺の 特に書かれてはいませんが、やはり白鷺のいるのは水辺でしょう。全く波の無い平らかな水面に、くっきりと白鷺の影が映っている。新年の静寂とも相俟って、印象的な景です。
25
書初や ああ、我が家だ…。怒声に至るまでに数多くのアドバイスなども経ているのですが、まあ、子供の方に興味が無いので凄い速さで右の耳から左の耳へ抜けていきますよね。それでだんだんこっちもヒートアップしていくという…。年初から無駄なエネルギーを使って親子共々ぐったり、といった感じでした。
26
新年や 二人で新年を迎える感慨が静かに感じられる佳句ですが、句会ではちょっと目立たないかも知れないですね。連作の中にこういう句があると落ち着く、そういうタイプの句かも知れません。
28
境内の 数えるほどの多くの出店があるということは、かなりの大きな御社、そしてかなりの初詣客もあり、賑やかな様子が目に浮かびますね。うきうきとしたそぞろ歩きの気分が出ています。
29
初売や この徳利が初売りの売り物であるならば、上五を「や」で切らず、「の」で続けた方が良いようにも感じます(下五も言い切りの形になっていることですし)。あと、中七は「徳利に花の(とくりにはなの)」となっていますが、「徳利に花(とっくりにはな)」とした方が助詞が少なくても意味が通じ、響きもゆったりするようです。
32
空腹と 空腹は最高の調味料、などとも言いますが、「空腹といふ幸福」というのは、要するにまた美味しく物が食べられる、十分に蓄えがある、ということを意味しています。極楽極楽。
36
寡婦として 気分は分かりますが、「時すごすなり」は漠然としています。何をしているのか(もしくはしていないのか)端的な描写から、句に臨場感や手触りが生まれてくるのだと思います。
38
人見知り 確かに景は見えるのですが、人見知りで親しくない親戚などと会話が出来ないので、数の子を食べる音だけがしている、という原因・結果になっているのではないでしょうか。
40
柚子の香や 身体に付いていた柚子の香りを揺すって落としたのでしょうか。なかなか独特な表現で面白いですね。
42
破壊とは 気分は良く分かるのですが、霜柱とはそもそもこういうものであり、季語の本意の範疇という気もしますし、上五中七のような内容をそのものズバリで語らずに読み手に感じさせるのが俳句なのではないかとも思います。
45
あの時はねと 自分も上五の字余りや句またがりは結構用いますが、この句の場合、中七と上五を入れ替えて「花びら餅あの時はねとまた語り」とした方が雰囲気が出るような気もします。原句の「に」が少しうるさく感じたのもありますし、改案の方が花びら餅がより印象的ではないかとも思いますが、いかがでしょうか。
46
スキー帽 寒さで頬が少し赤くなっていたりもするかも知れません。
48 着膨れて 確かに、着膨れると膝が重くなりますね。
54
初凪や 元日にも地域の足である定期バスは休まず運行している。ありがたいことです。とは言え、利用者も今日は特に少なく、車内も空席ばかり。初凪の日差しが車内に差し込んで、海にほど近いのんびりした景が見えてくるようです。
57
味噌汁に 気取りのないところに好感を持ちましたが、中七は「や」で切っても良いかも知れません。
59
初稽古 初稽古というだけでも気分がいつもと違うものですが、今年は取材か何かか、その一部始終を撮影されるとのこと。緊張して、初稽古の後にどっと疲れが出たのではないでしょうか。
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