ハルヤスミ句会 第百九十八回

2017年4月

《 句会報 》

01 春潮や波止場水底あらはれて      忠義

02 おぼろ夜や水を枝まで吸ひ上げて    春休(一・順)

03 くしやくしやの英字新聞水温む     海音(草・一・佳・三)

04 定年の朝寝に飽きて就くパート     光太郎(時・忠)

05 花冷の米粒ひとつひとつ白       佳子(さ・ル・ぐ)

06 風なくに揺るる木五倍子の莟かな    愛(案)

07 おにぎりのビニール脱がす桜かな    さんきう(海・佳)

08 ベランダに両隣りより花の塵      愛

09 鳥を呼ぶ鳥の鳴き声春の朝       ひろ子(案)

10 厩出しや跳ねてよろこぶ孕み牛     愛

11 虻ひかる合鍵はその鉢の下       佳子(光・ル・愛・ぐ・三・春)

12 洗車して霞の名残流しをり       案山子

13 移植並木桜並木と分かるなり      つよし

14 春寒し「典子は今」の今を知る     順一(益)

15 若草や性格違う三姉妹         光太郎

16 さくらさくらシリアの子らよ飛んでこい ルカ(愛・鋼)

17 母の日の花屋にイソノカツオ君     草太(光・さ)

18 生意気な唇尖る黄水仙         益太郎(案)

19 拓郎の歌はモノクロ鳥雲に       佳子(案・忠)

20 うららかや長い梯子を下りる猫     ひろ子(ル・順・春)

21 花満ちてくゐと首あぐ麒麟かな     時人(光・さ・三)

22 摘草の少女に「ふぐり」の意味問はる  草太(益・鋼)

23 痒さうな顔をしてをり春の風邪     ぐり(春)

24 忖度てふ言葉覚へて鳥帰る       益太郎(忠・順・鋼)

25 夜桜や声出してのどむずがゆく     春休(一)

26 首傾ぐ信楽狸春の雷          案山子

27 ヴェローナに遥かな思ひ春の夜     順一(草)

28 花冷えや気苦労多き玉の輿       光太郎(案)

29 シーソーは一人で乗れぬ春愁ひ     草太(光・奥・益・三)

30 苗札や臍に力を入れて書く       みなと(ル・奥・海・佳)

31 つちふるや町のはづれに海みえて    海音(光・草・一・時・奥・春)

32 修司の忌消しゴムで消すサーカス団   ルカ(一・時・忠・順・海・益・佳)

33 かげろひの道の奥より着信音      みなと(草・時)

34 やはらかい息ふきいれし石鹸玉     時人(愛)

35 浜大根墨の匂ひの漢かな        みなと(春)

36 骨格や外枠気にするしやぼん玉     順一(益)

37 早口の選挙カーなり花の雨       つよし(忠)

38 休演の貼り紙見入り夕長し       ぐり

39 永き日の墓地へ踏切鳴り始む      さんきう(海・ぐ・佳)

40 乙女らの七難隠す春マスク       益太郎(時)

41 春運河添ふて離れて空港へ       忠義(奥)

42 二筋の雲縦長の朧月          案山子

43 げそ噛みつしやぼん玉追ふ子供かな   時人

44 草の葉の踝触れし春遊び        ひろ子

45 店の外へ掃いては戻り花の塵      忠義(奥・愛・ぐ・鋼)

46 フラガール二列になりて桜かな     ぐり(草・海)

47 桜より歳時記愛すお方かな       さんきう(順・鋼)

48 麦青むチェルニー百番練習曲      ルカ

49 指裏に触るる芽先や芋を植う      つよし(愛)

50 風食みて毛虫まつすぐ這ひゆけり    海音(さ・ル)

51 春雨や高きにネオン地にネオン     春休(さ・三)   




【 森本光太郎 選(光) 】
○11 虻ひかる合鍵はその鉢の下
○17 母の日の花屋にイソノカツオ君
○21 花満ちてくゐと首あぐ麒麟かな
○29 シーソーは一人で乗れぬ春愁ひ
○31 つちふるや町のはづれに海みえて

【 ちあき 選(ち) 】
(今回はお休みです。)

【 小中奈央 選(奈) 】
(今回はお休みです。)

【 さんきう 選(さ) 】
○05 花冷の米粒ひとつひとつ白  花冷でなくてもいいかもしれませんが、米の一粒一粒に惹かれました。
○17 母の日の花屋にイソノカツオ君  坊主頭が見えてヨイと思いました。
○21 花満ちてくゐと首あぐ麒麟かな  オノマトペはあまり好きでないのですが、「くゐ」には負けました。
○50 風食みて毛虫まつすぐ這ひゆけり  手堅い。
○51 春雨や高きにネオン地にネオン  「にやるほどね」と思って終わりの句ではなく、水に映るネオンがいかにも春の夜です。

【 ルカ 選(ル) 】
○05 花冷の米粒ひとつひとつ白  白のかがやきが見えてきます。
○11 虻ひかる合鍵はその鉢の下  実感あり。
○20 うららかや長い梯子を下りる猫  季語がいいですね。
○30 苗札や臍に力を入れて書く  大地に向かってちからを込めて。
○50 風食みて毛虫まつすぐ這ひゆけり  作者の真っ直ぐな視線を感じました。

【 青野草太 選(草) 】
○03 くしやくしやの英字新聞水温む
○27 ヴェローナに遥かな思ひ春の夜
○31 つちふるや町のはづれに海みえて
○33 かげろひの道の奥より着信音
○46 フラガール二列になりて桜かな

【 石黒案山子 選(案) 】
○06 風なくに揺るる木五倍子の莟かな
○09 鳥を呼ぶ鳥の鳴き声春の朝
○18 生意気な唇尖る黄水仙
○19 拓郎の歌はモノクロ鳥雲に
○28 花冷えや気苦労多き玉の輿

【 一斗 選(一) 】
○02 おぼろ夜や水を枝まで吸ひ上げて    
○03 くしやくしやの英字新聞水温む     
○25 夜桜や声出してのどむずがゆく     
○31 つちふるや町のはづれに海みえて    
○32 修司の忌消しゴムで消すサーカス団  

【 中村時人 選(時) 】
○04 定年の朝寝に飽きて就くパート
○31 つちふるや町のはづれに海みえて
○32 修司の忌消しゴムで消すサーカス団
○33 かげろひの道の奥より着信音
○40 乙女らの七難隠す春マスク

【 土曜第九 選(第) 】
(今回は選句お休みです。)

【 奥寺ひろ子 選(奥) 】
○29 シーソーは一人で乗れぬ春憂ひ  一人で楽しむことができるものは限られますね。
○30 苗札や臍に力を入れてかく    腹に力をいれ、腹筋がだいじです。
○31 つちふるや町のはづれに海みえて 海を越えやってきました。
○41 春運河添ふて離れて空港へ    空から眺めた春の運河。
○45 店の外へ掃いては戻り花の塵   掃いても掃いても風に乗りやってきます。

【 滝ノ川愛 選(愛) 】
○11 虻ひかる合鍵はその鉢の下 
○16 さくらさくらシリアの子らよ飛んでこい 
○34 やはらかい息ふきいれし石鹸玉
○45 店の外へ掃いては戻り花の塵 
○49 指裏に触るる芽先や芋を植う 

【 小林タロー 選(タ) 】
(今回はお休みです。)

【 小早川忠義 選(忠) 】
○04 定年の朝寝に飽きて就くパート  言葉を削る余裕はありそうだが、朝寝に飽きてくる具体性。
○19 拓郎の歌はモノクロ鳥雲に  もはやモノクロと言われる時代となったか。感慨深い。
○24 忖度てふ言葉覚へて鳥帰る  覚えてどうなると言いたげに自在な鳥。
○32 修司の忌消しゴムで消すサーカス団  おとぎの世界が紙の上。修司のファンタジックさと響く。
○37 早口の選挙カーなり花の雨  いくら御託を並べても同じような日常しか続かない、という力のなさ。
 15 若草や性格違う三姉妹  性格が具体的なら。
 17 母の日の花屋にイソノカツオ君  キャラクターにもたれるより短髪の少年とわかる言葉の方が。
 22 摘草の少女に「ふぐり」の意味問はる  恩師に意味を問われた経験あり。おおいぬのふぐりも見えてくる。 
 29 シーソーは一人で乗れぬ春愁ひ  季語がつき過ぎのような。

【 石川順一 選(順) 】
○02 おぼろ夜や水を枝まで吸ひ上げて  季語は「おぼろ夜」。枝まで吸い上げての具体性に惹かれました。
○20 うららかや長い梯子を下りる猫  季語は「うららか」。猫の俳句性が季語を超えて伝わって来ました。
○24 忖度てふ言葉覚へて鳥帰る  季語は「鳥帰る」。鳥の学習。
○32 修司の忌消しゴムで消すサーカス団  季語は「修司の忌」。五月四日でしたね。何となく修司忌に相応しい句かと。
○47 桜より歳時記愛すお方かな  季語は「桜」。そんなお方と御厚情を結んでみたいと思いました。

【 涼野海音 選(海) 】
○07 おにぎりのビニール脱がす桜かな  普通なら「ビニールはがす」というところを「脱がす」と言ったところがユニーク。おにぎりを人に見立てたのでしょう。
○30 苗札や臍に力を入れて書く  気合いを入れて、苗札に字を書いているのでしょう。
○32 修司の忌消しゴムで消すサーカス団  「修司の忌」と「消しゴム」「サーカス団」が、自然と一句に溶け込んでいる。前衛的な雰囲気が漂う句。
○39 永き日の墓地へ踏切鳴り始む  静かな墓地に鳴り響く踏切。この世とあの世の境界に踏切があるようだ。
○46 フラガール二列になりて桜かな  フラガールという珍しいものに着眼したところがまず見事。季語の「桜」も決まっています。

【 川崎益太郎 選(益) 】
○14 春寒し「典子は今」の今を知る  サリドマイド禍も今や昔。被害者には終わりはない。
○22 摘草の少女に「ふぐり」の意味問はる  どう答えたか、知りたい。
○29 シーソーは一人で乗れぬ春愁ひ  言われて納得の句。夫婦もしかり。
○32 修司の忌消しゴムで消すサーカス団  サーカス団は、修司の忌日に、演奏しているロックバンドの名。消しゴムで消す、が意味深。
○36 骨格や外枠気にするしやぼん玉  しゃぼん玉を、視点を変えて詠んだ。

【 草野ぐり 選(ぐ) 】
○05 花冷の米粒ひとつひとつ白  米が白いのは当たり前だが。花冷の花の下では米の白さがことさら強く感じられたのだろう。    
○11 虻ひかる合鍵はその鉢の下  今の時代、その置き場所は物騒ではと思うが、そののんびりした感じと虻ひかるが何ともよく合っている。  
○39 永き日の墓地へ踏切鳴り始む  この踏切の音は彼岸からか、此岸の音か。境界線が曖昧な感じがいかにも春。 
○45 店の外へ掃いては戻り花の塵  掃いても掃いても戻ってくる花の塵。実感あり。

【 水口佳子 選(佳) 】
○03 くしやくしやの英字新聞水温む 読み捨てられた英字新聞か、繰り返し読まれた英字新聞か、いろいろな場面を想像させる。〈水温む〉が良かった。
○07 おにぎりのビニール脱がす桜かな ゆっくり剥がさないと海苔が破れてしまうので〈脱がす〉感じ。面白い。
○30 苗札や臍に力を入れて書く 力を込めて丁寧に書いているのだろう。小さな命への愛を感じる。〈臍〉に実感がある。
○32 修司の忌消しゴムで消すサーカス団 修司の脚本に「時代はサーカスの象に載って」というのがある。〈消しゴムで消す〉で不思議な句に。
○39 永き日の墓地へ踏切鳴り始む 〈墓地へ〉の〈へ〉によって決まった。

【 三泊みなと 選(三) 】
○03 くしやくしやの英字新聞水温む 
○11 虻ひかる合鍵はその鉢の下 
○21 花満ちてくゐと首あぐ麒麟かな 
○29 シーソーは一人で乗れぬ春愁ひ   
○51 春雨や高きにネオン地にネオン

【 鋼つよし 選(鋼) 】
○16 さくらさくらシリアの子らよ飛んでこい  このようなリズムの句も良い。
○22 摘草の少女に「ふぐり」の意味問はる  リアリテイがあってよい。
○24 忖度てふ言葉覚へて鳥帰る  忖度をうまく使っている。
○45 店の外へ掃いては戻り花の塵  このころ決まって風が強い。
○47 桜より歳時記愛すお方かな  折角の桜を前にして。

【 中村阿昼 選(阿) 】
(今回はお休みです。)

【 小川春休 選(春) 】
○11 虻ひかる合鍵はその鉢の下  どんな人が、どんな関係性の人と、合鍵を共有しているのか。例えば子供と親だったり、恋人同士だったり、いろんな想像が出来ますが、上五の季語のおかげで明るい句になっていますね。
○20 うららかや長い梯子を下りる猫  書かれてはいませんが、この猫は、長い梯子をゆっくりゆっくり降りてきているのではないでしょうか。季語の働きもあって、景がよく見えてきます。
○23 痒さうな顔をしてをり春の風邪  そのように明記はされていませんが、寝顔かな、と思いながら読みました。高熱が出るような重い風邪ではなくて、治りかけても中々完治しないようなしつこい風邪、といった風情ですね。中七、「顔してをりぬ」でも良いかも知れません。
○31 つちふるや町のはづれに海みえて  「つちふる」という季語は空を想像させる。それに対して町の広がりと遠くに海を配したところが的確。手際良く景を描き出している句です。
○35 浜大根墨の匂ひの漢かな  存在感のある、なかなか気になる人物です。書道家でしょうか。浜大根から、潮の匂いも感じられる。
 01 春潮や波止場水底あらはれて  水底が「現」れたのか「洗」われたのかひらがなだとよく分かりません。どういう景を想像すれば良いのかちょっと悩みます。
 04 定年の朝寝に飽きて就くパート  どのくらい朝寝をすれば飽きるでしょう。何分か、何時間か、何日か。どちらにせよ、結構な長時間です。定年してからの日数もそれなりにあることでしょう。パートも、始めようと思った瞬間にすぐ始められるものではありません。そういうことを考えると、この句にはだらだらと長い時間の経過が盛り込まれており、メリハリもなく、説明的です。
 05 花冷の米粒ひとつひとつ白  米粒の輝くような白さと花冷えとの対比は実感としてよく分かりますが、「花冷や」と切った方がその対比がより一層際立つように感じます。
 09 鳥を呼ぶ鳥の鳴き声春の朝  出来ているような感じもするのですが、この句の内容は、「囀り」という季語と「朝」だけで表現できてしまうのではないでしょうか。
 12 洗車して霞の名残流しをり  「霞の名残」が分かるようで分からない。春塵とか黄砂のことでしょうか。
 13 移植並木桜並木と分かるなり  花が咲いたから桜と分かった、と言いたいのかも知れませんが、花が咲いてなくても見る人が見れば「桜並木と分かる」でしょう。季語として成立しているかどうか、微妙な線だと思います。
 15 若草や性格違う三姉妹  『若草物語』が思い出されますが、あれは四姉妹だったでしょうか。
 16 さくらさくらシリアの子らよ飛んでこい  シリアの街並みの荒廃ぶりを見ると、今のところ平和な日本へ避難してくれば良いのに…、と思う気持ちはよく分かります。その日本も、半島有事の際にはどうなるか分からない情勢ではありますが。
 17 母の日の花屋にイソノカツオ君  実際のアニメのカツオ君ではなく、丸坊主の小学生男子を仮に「イソノカツオ君」という呼び名で呼んだんでしょうね。それはそうと、小学生男子が花屋でお母さんのために花を買う場面を私は一度も見たことがありません。実在するのでしょうか…。
 18 生意気な唇尖る黄水仙  黄水仙の花のどこかの部分を比喩的に「唇」と言っているのか、それとも黄水仙と「唇」は別物で取り合わせの句なのか、ちょっと読み切れません。語順や切れなどで、もうちょっと読みやすく構成してほしい。
 19 拓郎の歌はモノクロ鳥雲に  「拓郎の歌はモノクロ」というだけで、ぱっと音楽が頭に浮かぶ、拓郎はやっぱりすごいな、と感じました。時代の差かも知れませんが、今の若いアーティストが拓郎みたいになることって多分ないんでしょうね。そう思うと少し寂しい。
 21 花満ちてくゐと首あぐ麒麟かな  桜と麒麟というのもちょっと不思議な組み合わせ。「くゐと」が可愛らしい。
 29 シーソーは一人で乗れぬ春愁ひ  「シーソーは一人で乗れぬ」と表現すると「こと」表現、「一人では乗れぬシーソー」と表現すると「もの」表現になる。どちらを選ぶかは作者次第ですが、この句の場合は、「もの」表現にした方が余韻がある句になるような気がします。
 30 苗札や臍に力を入れて書く  しっかり育てよ、と気合を入れて書く。験担ぎのようなものかも知れませんが、気持ちはよく分かりますね。採りたかった句です。
 34 やはらかい息ふきいれし石鹸玉  素直な感覚が出ている句。気になるのは「やはらかい」が口語的なのに対して「ふきいれし」が文語的で統一感がないところ。口語的にやさしくまとめたいのであれば上五中七を「やはらかい息をふきいれ」、文語的にきっちりまとめたいのであれば「やはらかき息ふきいれし」として、一句全体隅々まで気を配って仕立てたい。この点がクリアされていれば、採りたかった句です。
 38 休演の貼り紙見入り夕長し  俳句では、大抵の場合見たこと聞いたことを詠み込みますので、わざわざ「見る」「聞く」と詠み込む必要のない場合が多いです。この句の「見入り」も言わずもがなという感じがします。私の句で「済みし用いまだ貼られて春の雨」という句がありますが、特に書かなくても貼り紙に見入っているのは伝わるかと思います。
 39 永き日の墓地へ踏切鳴り始む  何だか不思議な句です。特に不思議なのは「へ」で、踏切というものはそもそも「どこかへ」向けて鳴るようなものではない。それが墓地の方へ向けて鳴り始めたように感じる、墓地という場所柄もあって、いろいろなことを想像させる句になっている。
 40 乙女らの七難隠す春マスク  こういう慣用句とかことわざの類を句に詠み込むのはあまり面白くない。陳腐に感じます。
 41 春運河添ふて離れて空港へ  運河と「添ふて離れ」たのは何でしょう。車、バス、電車、それとも飛行機か。その辺りが曖昧なのが弱く感じます。なお、歴史的かなづかいでは「添ふて」は誤り、「添うて」もしくは「添ひて」が正しい。
 43 げそ噛みつしやぼん玉追ふ子供かな  何だか昭和を感じさせる景。赤塚不二夫のキャラクターのようでもあり、なかなか存在感があります。
 44 草の葉の踝触れし春遊び  上五中七はなかなか良い雰囲気なのですが、「春遊び」という言葉がピンと来ません。「野遊び」や「青き踏む」という季語はありますが、「春遊び」という季語はないと思います。
 47 桜より歳時記愛すお方かな  句を詠むよりも単純に景を楽しむことだけに集中できたら、その方が豊かなんじゃないだろうか、とごくたまに思うこともありますね。
 49 指裏に触るる芽先や芋を植う  この句の内容からすると、掌の内側の方を「指裏」と呼んでいるようですが、「足裏」とは言っても「指裏」とは言わないと思います。
 

 


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