ハルヤスミ句会 第二百二十七回

2019年12月

《 句会報 》

01 短日や未練に急ぐ蝶の羽      案山子

02 皸を知らぬ娘が嫁にゆく      光太郎(第・愛・鋼)

03 うるめ焼く時折首を回しつつ    ぐり(明・こ・順・佳・春)

04 枯草の畝の下には珈琲缶      順一

05 初霜や数独解きの一時間      つよし

06 ジャンパーはパジャマの上から着てもよし 順一(光)

07 廃校の校歌斉唱冬銀河       雷太(時)

08 妻逝きてレシピに頼る雑煮かな   第九(こ・奥)

09 蓑虫に身曝す度胸無かりけり    案山子(益・三)

10 父の座にいつも火ばさみ掘炬燵   第九(明・時)

11 懐手して改札に人を待ち      明治(愛)

12 あやとりの橋を渡りぬ久女の忌   ルカ(一・愛・益)

13 角刈りに黒セーターの啖呵かな   明治(光・鋼)

14 里山もうつらうつらの冬温し    案山子(奥)

15 目は耳に遅れて冬の池を見る    佳子(一・順・ぐ・三)

16 物差しの消えし目盛りや寅彦忌   ルカ(明・こ・一・ぐ・春)

17 鍋焼きや玉子の位置のどまんなか  時人

18 十二月アトムは右の拳上げ     ぐり(奥・佳)

19 これよりの限界集落冬怒涛     みなと

20 木枯に煽られ疼く虫歯かな     佳子(益・三)

21 トラックもバスもほろほろ冬桜   ひろ子

22 気迫あり落葉の山を目掛くる子   第九

23 別れ言ひ出せずよ雪に濡れし髪   春休(光・三)

24 古暦猫の仕草に捨てきれず     時人(一・愛・益)

25 女房の果てぬおしゃべり息白し   光太郎

26 友来たる牡蠣いつぱいのバケツ手に 春休(順・鋼)

27 弓立てる少女のかいな冬木立    雷太(明・ル・時・第・佳・鋼)

28 児の手形その都度ながめ書く賀状  みなと(第)

29 貼り足すは二枚の「密」(ひそか)帰り花 益太郎

30 満員の予防接種や年詰まる     ひろ子(時)

31 じいじいは着すぎ着膨れ禿げ頭   つよし

32 冬なのに「サクラ・サクラ」と永田町 益太郎(愛)

33 死んでない証しの咳の二つ三つ   益太郎(ル・春)

34 庭枯れて隠れしものの出るわ出るわ 愛(こ・ぐ・春)

35 買ひ足せる真っ赤っかなる冬りんご みなと

36 はぐれ鴨かもにもありて苛めっ子  愛(益)

37 俯けりヘッドフォンして着膨れて  こげら(奥)

38 草城忌グラスに残る紅の色     ルカ(第・順)

39 市電停まる聖夜の原爆ドーム前   佳子(ル・一・春)

40 口ずさむ青年の背に葱の束     ひろ子(ル・ぐ・佳)

41 ほんのりと獣臭きや枯葎      ぐり(時・第)

42 鷹の爪かも知れぬとは母の言    順一

43 模型機のフラフラ降りぬ霜柱    こげら(順・鋼)

44 シクラメン赤が好きだと告白す   時人(奥)

45 学校の廃品回収氷雨中       つよし

46 ひと待ちの手旗信号冬うらら    雷太(ル)

47 患いて人型つきし布団かな     愛(明・光)

48 タックルはお互い怖し落葉蹴る   光太郎

49 群青に黒光りして枯木立      明治(光)

50 風花や模型ジェット機ギューンギュン こげら(三)

51 闇汁の果てたる部屋に寝るは誰   春休(こ・ぐ・佳)




【 李雷太(久里脩平改め) 選(雷) 】
(今回は選句お休みです。)

【 大越マンネ 選(マ) 】
(今回はお休みです。)

【 木下木人 選(木) 】
(今回はお休みです。)

【 槇 明治 選(明) 】
○03 うるめ焼く時折首を回しつつ  根を詰めた一仕事を終えて、酒のあてをあぶっているときにこった首筋を回しているのか。
○10 父の座にいつも火ばさみ掘炬燵  火起こしも、火力調節も達人だった父を想う。
○16 物差しの消えし目盛りや寅彦忌  竹製の定規で何でも図った遠い記憶がよみがえる。
○27 弓立てる少女のかいな冬木立  凜とした空気感が良い。
○47 患いて人型つきし布団かな  思っていたより長かったのか。

【 こげら 選(こ) 】
○03 うるめ焼く時折首を回しつつ  焼いている間、手持ちぶさたなのでしょうね。感じがよく出ている。
○08 妻逝きてレシピに頼る雑煮かな  淡々と詠んでおられますが、強く思いが伝わってくる気がします。
○16 物差しの消えし目盛りや寅彦忌  これは俳人の目線という気がします。いい感じに響き合っていると思います。
○34 庭枯れて隠れしものの出るわ出るわ  「あるある」という光景。「出るわ出るわ」の字余りが効果的。
○51 闇汁の果てたる部屋に寝るは誰  私は闇汁というものに経験はなく、漫画「巨人の星」の一エピソードしか思い浮かばないのですが…。これは誰か酔いつぶれて寝ているのでしょうね。
 その他、
 18 十二月アトムは右の拳上げ  アニメなのか、人形なのか、十二月との関連は何だろう、とあれこれ考えさせられた。
 23 別れ言ひ出せずよ雪に濡れし髪  どのようなドラマがあるのか、いろいろと想像を誘う句。
 27 弓立てる少女のかいな冬木立  矢を射る準備なのか、別の意味なのか、よくわかりませんでした。「冬木立」から冷たい空気が伝わってくる気がするので、やはり弓道場の光景なのでしょうか。

【 森本光太郎 選(光) 】
○06 ジャンパーはパジャマの上から着てもよし  ユーモラスな俳句だと思います。
○13 角刈りに黒セーターの啖呵かな  昔のヤクザ映画の様ですね。
○23 別れ言ひ出せずよ雪に濡れし髪  歌謡曲のような俳句ですね。
○47 患いて人型つきし布団かな  長期間の臥床ですね。
○49 群青に黒光りして枯木立  青空を背景に、黒い枯木立が鮮明に浮かびます。

【 ルカ 選(ル) 】
○27 弓立てる少女のかいな冬木立    
○33 死んでない証しの咳の二つ三つ   
○39 市電停まる聖夜の原爆ドーム前   
○40 口ずさむ青年の背に葱の束     
○46 ひと待ちの手旗信号冬うらら 

【 石黒案山子 選(案) 】
(今回は選句お休みです。)

【 一斗 選(一) 】
○12 あやとりの橋を渡りぬ久女の忌   
○15 目は耳に遅れて冬の池を見る    
○16 物差しの消えし目盛りや寅彦忌   
○24 古暦猫の仕草に捨てきれず     
○39 市電停まる聖夜の原爆ドーム前 

【 中村時人 選(時) 】
○07 廃校の校歌斉唱冬銀河  肩を組んで斉唱してる景見え冬銀河きいてます
○10 父の座にいつも火ばさみ掘炬  火の番は俺の仕事と親爺に威厳のあった昭和の景か
○27 弓立てる少女のかいな冬木立  野外道場の景か、きりきりと弓をひく少女、的場の後ろに冬木立
○30 満員の予防接種や年詰まる  自分も予防接種受けてひとまず安心、本当に混んでいました。
○41 ほんのりと獣臭きや枯葎  花札ではないが、猪、鹿、熊まで人里に出てきて獣道枯葎だらけ
他に気になった句は
 02 皸を知らぬ娘が嫁に行く  (娘や)と切れ字を入れて取りたかった句
 06 ジャンパーはパジャマの上から着てもよし  中八が気になる(から)〜(に)して解決
 11 懐手して改札に人を待つ  散文的 (例えば)懐手改札口に人を待つ
 26 女房の果ぬおしゃべり息白し  (取りたかった句)
 43 模型機のフラフラ降りぬ霜柱  (自分なら)模型機の降り立つ先や霜柱 
 47 患いて人型つきし布団かな  (取りたかった句)
 以上よろしくお願いします。

【 土曜第九 選(第) 】
○02 皸を知らぬ娘が嫁にゆく
○27 弓立てる少女のかいな冬木立  
○28 児の手形その都度ながめ書く賀状
○38 草城忌グラスに残る紅の色   
○41 ほんのりと獣臭きや枯葎 

【 奥寺ひろ子 選(奥) 】
○08 妻逝きてレシピにたよる雑煮かな
○14 里山もうつらうつらの冬温し
○18 十二月アトムは右の拳あげ
○37 俯けりヘッドフォンして着膨れて
○44 シクラメン赤が好きだと告白す

【 滝ノ川愛 選(愛) 】
○02 皸を知らぬ娘が嫁にゆく      
○11 懐手して改札に人を待ち      
○12 あやとりの橋を渡りぬ久女の忌   
○24 古暦猫の仕草に捨てきれず     
○32 冬なのに「サクラ・サクラ」と永田町

【 森 高弘 選(高) 】
(今回はお休みです。)

【 石川順一 選(順) 】
○03 うるめ焼く時折首を回しつつ  季語は「うるめ」。首の動きがユーモラスだと思いました。うるめを焼くことに倦んでいたのかもしれません。
○15 目は耳に遅れて冬の池を見る  季語は「冬」。実感を少し冷静に観察した結果の知見に冬の池が映る。見ると言う行為の豊かさ。
○26 友来たる牡蠣いつぱいのバケツ手に  季語は「牡蛎」。友の心尽くしに感動したのでしょう。倒置の様な言い方がいいと思いました。
○38 草城忌グラスに残る紅の色  季語は「草城忌」。1月29日は久女忌に近いかもしれませんが、女は持たぬのどぼとけと言う句で有名な俳人。内容が不即不離でいいと思いました。
○43 模型機のフラフラ降りぬ霜柱  季語は「霜柱」。護謨の巻き方が悪かったのか電池切れか。降りる姿と霜柱が俳句たらしめたと思いました。

【 川崎益太郎 選(益) 】
○09 蓑虫に身曝す度胸無かりけり  蓑虫の雌は、蓑の中だけで一生を終る種類もいるらしい。これも宿命。
○12 あやとりの橋を渡りぬ久女の忌  感情のままに生きた久女の渡る橋は、あやとりのように不安定だったのであろう。
○20 木枯に煽られ疼く虫歯かな  虫歯は、神経痛のように寒さに痛いらしい。
○24 古暦猫の仕草に捨てきれず  よく分かる句だが、猫でなく、仕草としたところが上手い。
○36 はぐれ鴨かもにもありて苛めっ子  苛めはどこにでもあるという有り勝ちな句であるが、季語が上手い。

【 草野ぐり 選(ぐ) 】
○15 目は耳に遅れて冬の池を見る  先ずは耳が池を見る。思ってもみなかった感性。冬だからこそ、聴覚と視覚が研ぎ澄まされているのだろう。
○16 物差しの消えし目盛りや寅彦忌  物理学者である寺田寅彦と使い込んで目盛りの消えてしまった、木製の物差し。モノクロ写真のような句。
○34 庭枯れて隠れしものの出るわ出るわ  そんなに何が隠れていたのでしょうか。あ、こんな所にあった!という呟きが聞こえそう。
○40 口ずさむ青年の背に葱の束  何を口ずさんでいるのか知りたい。ネギの束は背負ったリュックから飛び出しているのか。
○51 闇汁の果てたる部屋に寝るは誰  大いに盛り上がりお酒も進んだのでしょう。下五の淡々とした感じが味わい。

【 水口佳子 選(佳) 】
○03 うるめ焼く時折首を回しつつ
○18 十二月アトムは右の拳上げ
○27 弓立てる少女のかいな冬木立
○40 口ずさむ青年の背に葱の束
○51 闇鍋の果てたる部屋に寝るは誰

【 三泊みなと 選(三) 】
○09 蓑虫に身曝す度胸無かりけり 
○15 目は耳に遅れて冬の池を見る 
○20 木枯に煽られ疼く虫歯かな 
○23 別れ言ひ出せずよ雪に濡れし髪 
○50 風花や模型ジェット機ギューンギュン 

【 鋼つよし 選(鋼) 】
○02 皸を知らぬ娘が嫁にゆく  父の感慨が皸と感じたこと、意外性をつかれた。
○13 角刈りに黒セーターの啖呵かな  想像するだけでかなり怖そう。
○26 友来たる牡蠣いつぱいのバケツ手に  いっぱいと言うのに実感がこもる。
○27 弓立てる少女のかいな冬木立  冬木立で白黒写真のイメージ。
○43 模型機のフラフラ降りぬ霜柱  霜柱の景色がよい。

【 小川春休 選(春) 】
○03 うるめ焼く時折首を回しつつ  「何だバカヤロウ」と言いながらビートたけしが焼いているような景を想像してしまいました(よく首回してますよね)。こういう、本人が意図していなさそうなクセみたいなものも、俳句に詠み込まれるとその人の存在が臨場感を持って想像されますね。
○16 物差しの消えし目盛りや寅彦忌  使えば減る鉛筆や消しゴムと違って、大事に使って、失くさなければ、一生でも使えてしまう「物差し」。たとえ目盛りが消えても、長さを測れなくなるだけで、直線を引く用途には問題なく使える。そういう物を通して、持ち主の性格・人柄も何となく想像されてくる。寺田寅彦を尊敬している(多分子供の頃から)というのも、なるほどなぁ、と思わされる。
○33 死んでない証しの咳の二つ三つ  「死んでない証し」というからには、もういつお迎えが来てもおかしくないような状態。病床、もう長くない余命の中での咳を「死んでない証し」と捉えた。「生きている証し」とせずに「死んでない証し」とした所にちょっとした屈折が感じられて面白い。
○34 庭枯れて隠れしものの出るわ出るわ  飛ばされた洗濯物(ハンカチ・靴下など)やどこからか入り込んだボールなど、いろんなものが出て来ますね。「出るわ出るわ」と畳み掛けた所に勢いがあって面白い。
○39 市電停まる聖夜の原爆ドーム前  原爆の被害の悲惨さを詠んだような句は、私の心にはもうほとんど響くことはない(沢山読み過ぎて食傷気味なのか、そもそもそういう内容があまり俳句にそぐわないのか…)。この句みたいに、原爆で亡くなられた方に向けて、現在の広島で暮らす者から現状を手紙でお知らせするような、穏やかな句の方に強く惹かれます。
 02 皸を知らぬ娘が嫁にゆく  「嫁にゆく」のが「娘」なのは当たり前なので、「娘」と言わずとも一句が成立する点も気になりますし、仕立てが散文的なのも気になります。
 07 廃校の校歌斉唱冬銀河  廃校の校歌を夜に斉唱する、という場面がかなり特殊な気がします。気分は何となく分かるが状況がよく分からない。
 08 妻逝きてレシピに頼る雑煮かな  生きているうちに、妻からレシピを習っておけばよかったな、という感慨が伝わってくる。
 10 父の座にいつも火ばさみ掘炬燵  こういう「この人にはこの役割」というのがあるのって、良いですよね。小さくてもそれが尊厳につながる。
 13 角刈りに黒セーターの啖呵かな  何かよう分からんけどとにかく怖いですね。何で啖呵を切っているのかちょっとでも想像できると、ぐーんと面白くなりそう。
 14 里山もうつらうつらの冬温し  「里山もうつらうつら」という表現が「山眠る」という季語を婉曲に表現したものだとしたら、それ自体がほぼ季語ですので、下五の内容はほぼ季重ねで蛇足に感じます。
 15 目は耳に遅れて冬の池を見る  目よりも耳の方が早く音を察知したということですが、何の音かがよく分からないのが残念。たとえば「冬の池」ではなく「鴨の池」などとすればたぶん鴨がはばたいたのか、などと想像できる。
 21 トラックもバスもほろほろ冬桜  「ほろほろ」というと、柔らかいものが徐々に壊れてこぼれおちるような(クッキーなど)を想像しますが、トラックとバスが「ほろほろ」というのはどういう状態かよく分かりませんでした。
 27 弓立てる少女のかいな冬木立  「弓立てる」というのは、使い終わった弓を弓立てに置いている場面でしょうか。なかなか良い場面を句に切り取っている。採りたかった句です。
 30 満員の予防接種や年詰まる  インフルエンザの予防接種だとしたら、ちょっと時期が遅いですね。年によっては、年末頃にはワクチンが枯渇してしまって予防接種が受けられない場合もあります。
 31 じいじいは着すぎ着膨れ禿げ頭  「着すぎ」と「着膨れ」はほぼ同じことのように感じますが、両方必要でしょうか。「じいじい」という言い方から子供の発言かなと感じますが、もっと子供の発言であることを活かして一句をまとめるという方法もあるのではないかと思います。
 32 冬なのに「サクラ・サクラ」と永田町  面白いけどこれは新聞などに載っている時事川柳に近い。
 36 はぐれ鴨かもにもありて苛めっ子  状況としては、動物にもいわゆるいじめは存在するということは分かります。ただ、そのことが一目で分かるような場面や動きを句にしないと、一般論を五七五に落とし込んだだけになってしまう。
 37 俯けりヘッドフォンして着膨れて  「着膨れ」という季語はどうも面白みやテイストが同じような句になりやすく、びっくりするような句にはなかなか出会えません。この句もやはり踏み込みが甘いというか、淡く感じます。
 38 草城忌グラスに残る紅の色  いかにも草城らしいと思わせる女性性の匂わせ方。「グラスに残る紅」まで言えば「の色」が無くても口紅のことだと分かるので、「の色」の三音分で描写を深めることも出来る。例えば「グラスに残る紅小さく」とすると、紅を残した女性の小さな口から顔まで、想像を広げさせることも出来る。推敲のしどころです。
 41 ほんのりと獣臭きや枯葎  夏の間は草いきれがむんむんしていたような葎も、枯れると寒さと乾燥で臭いがしなくなる。そこにかすかに「獣臭き」と感じた所が繊細。姿は見えねどその辺りに暮らしている「獣」の存在をも感じ取っているのかも知れない。
 43 模型機のフラフラ降りぬ霜柱  霜柱が立っているのでなかなか寒そうですが、そんな中でもおかまいなしで遊んでいる子供の姿が想像されます。
 48 タックルはお互い怖し落葉蹴る  上五中七はなかなか面白いのですが、下五の「落葉蹴る」でどういう場所・場面なのかが曖昧になっているような…。
 49 群青に黒光りして枯木立  書かれてはいませんが、その色合いから、夜の景かなと感じる。月の光か街の光を受けて、このような色合いに見えているのかも知れない。



次回の投句は、1月15日までに、3句お送り下さい・・・・・・投句はこちら

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