【予防歯科の重要性:予防歯科を始めましょう!!】

当院では「痛くなっての受診」ではなく、
「痛くなる前に受診、予防ケアのために通う」お口の健康を守るのが本来の歯科医療と考えます。
予防歯科とはむし歯や歯周病などになる前に予防し、むし歯や歯周病がある人は現状から進行させないことです。
お口の予防から体、全身の病気を予防し、私達スタッフ一同と患者様と一緒に健康を目指す事です。
予防例03-1 矢印右 予防例03-3   悪玉菌
虫歯や歯周病の主な原因は、歯みがきでは取り切れない、古くなった悪玉菌の多い歯垢(バイオフィルム)です。健康な歯を保つには、歯科医院での定期的な歯と歯肉のクリーニングが欠かせません。

当院では特に「予防」と「メインテナンス」を重視し、虫歯や歯周病を予防する手段である
プロのクリーニングPMTCや、究極の除菌システムといわれる3DS(下の写真が施術中のものです)など、歯科技術を駆使した医療を導入しました。

3DS施術
3DS施術
3DS施術03
3DS施術04
3DS施術05
口腔バイオフィルムあるいはプラーク(歯垢)はどんな風に形成されてるんでしょうか?
その仕組みを見てみましょう。
【説明】口腔バイオフィルム(こうくうばいおふぃるむ, Oral Biofilm)とは、口腔内微生物によって固相面を足場に、膜状に構成されるバイオフィルム(微生物により形成される構造体)のことです。

ステージ1: 歯の表面をだ液の成分が
コーティングします。(これをペリクルといいます)

口腔バイオフィルム

ステージ2: ペリクルの上に、だ液成分を好む
善玉菌群がくっついて定着し、健全な歯垢が形成されます。

ステージ3: 善玉菌により、すき間が見えなくなるほど歯面が
覆われると、次は歯周病菌などの悪玉菌がその上に積み重なっていきます。

ステージ4: 悪玉菌群がネバネバした物質を合成し、これらの菌群全体が覆われた状態になります。(これをバイオフィルムといいます)

ステージ5: ステージ4の状態が更に放置され、だ液中のカルシウムが沈着し石灰化して、歯石となります。

   
歯垢の状態がステージ1と2の間を行き来するようにケアを行なえば、お口の健康が保てます。
歯周病菌などの悪玉菌群を含むステージ3に移行させないこと、そのためには毎日のブラッシングと共に、歯科医院での定期的・専門的なお口のクレンジングも大切です。
歯のケア(ステージ1<->ステージ2)

自分はしっかり歯磨きしているから、大丈夫じゃないか?
どんな方でも、時間がなくて歯磨きがおろそかになったり、色々な理由から歯磨きをせずに寝てしまうなど、皆さんそんな経験ありますよね。そうなると悪玉菌群がはびこるステージ3からステージ5まで進行して行くわけです。
そして歯周病菌を含む悪玉菌が増えバイオフィルムを形成し、歯や歯ぐき、また歯を支える骨、周囲の血管から全身の血管へと影響(動脈硬化や糖尿病が進行したり)が及ぶわけです。
よって毎日の歯磨きが欠かせないわけですが、どんなに歯磨きが上手な方でもどうしても不得意な所からプラークが堆積しバイオフィルムを形成してしまうものなんです。歯周病菌を含む悪玉菌が増えてきて歯や歯ぐき、また歯を支える骨、周囲の血管から全身の血管へと悪影響を及ぼすのは、個人差はありますが約2ヶ月後半〜3ヶ月からだと言われています。
ですので、やはり痛みがなくても定期的なクリーニングを3ヶ月に1度の間隔で推奨したいのです。
 

予防歯科の流れを説明しましょう

 
診査・診断・カウンセリング
(現在のお口の状態・治療説明)


レントゲン写真・歯周組織精密検査・口腔内写真・細菌顕微鏡検査・唾液検査
むし歯・歯周病の検査を1歯づつ詳しくチェックします。
まずは現状を知りましょう。
 
 
 
 
ハンドクリーニング(お口の中を徹底的に洗います)

(1) 含嗽剤(特殊なうがい薬でお口の中の汚れがわかります 
(2) 染め出し(お口の汚れが一目でわかります)
(3) ハンドクリーニング(歯ブラシを使って衛生士さんに汚れを徹底的に洗ってもらいます)
(4) PMTC(歯ブラシでは除去しきれない汚れを機械を使ってツルツル、ピカピカに磨きます)
(5) 口臭除去(舌ブラシを使って舌の汚れを除去、驚くほどの効果が・・・)
(6) 含嗽剤(特殊なうがい薬でクリーニング前と後を比較してみましょう)

 
   

バイオフィルムの除去
(歯ぐきより上の浅い歯石などを除去します)

機械を使って歯ブラシでは除去出来ない汚れを落とします。

   
   
   
   

再診査・診断・カウンセリング
(再評価し、この時点でのお口の状態・今後の治療説明)

歯周組織精密検査・口腔内写真・細菌顕微鏡検査・唾液検査
むし歯・歯周病の検査を1歯づつ詳しくチェックします。
その結果で終了、必要があれば次のステップに進みます。

   
   
     
終了
メインテナンス(定期健診)

患者様1人1人に合わせた定期健診の時期を決定しお伝えします。
 
予防診療の継続
うまく歯磨きが出来ない方、口臭が
気になる方、歯周病が中等度、重度の方などもう少し一緒にお口のケアをしましょう。
     
     
 
バイオフィルムの除去
(歯ぐきより下にある目では確認出来ない歯石を除去します)

機械と手用の器具を使って歯石を除去します。
場合によって浸潤麻酔を行います。
 
     
     
 
再診査・診断・カウンセリング
(再評価し、この時点でのお口の状態・今後の治療説明)

歯周組織精密検査・口腔内写真・細菌顕微鏡検査・唾液検査
むし歯・歯周病の検査を1歯づつ詳しくチェックします。
その結果で終了、必要があれば次のステップに進みます。
 
 
 
   
終了
メインテナンス(定期健診)

患者様1人1人に合わせた定期健診の時期を決定しお伝えします。
 
3DS
(最強のむし歯・歯周病予防)
詳細は別紙を御覧下さい。
 
歯周外科
(外科的に歯ぐきを開いて汚れを除去したり、失った骨を補ったりします)
詳細は別紙を御覧下さい。

費用はいくらぐらい? 健康保険は適用されるの?

当院の予防歯科の流れは以上のようなものです。
このホームページを読んでもイメージがわかない、良く分からない、本当に意味があるのか、治療費がすごくかかるんじゃないか(全てではありませんが、保険適用可能です。費用は歯の状態などにより個人差がありますので、ご説明致します)なんでも良いです。初めての方はホームページを見た、興味があって話を聞きたいなどと言って頂いて電話で予約をお取りになってお気軽におこし下さい。(幸いにも多くの患者さんに来院して頂いているので電話で予約をとって頂いた方がスムーズにご案内出来ると思います。)

皆さんだいたいの方が症状がないと来院しないですよね?
でも初期の虫歯や歯周病は症状がないのが特徴なんです!!
症状がないから歯科医院に来院する機会を失っているだけなんです!!
自覚症状があるときには進行している事の方が多いですよね。
ですから私たちスタッフと共に何歳になっても自分の歯で噛めるように、そして歯を出し楽しく笑えるようにお口の健康から全身の健康まで一緒に取り組んで行きましょう。

 

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