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おかやま労働安全衛生センターの概要

組織の概要
  おかやま労働安全衛生センターは、2012年4月13日岡山市勤労者福祉センターにおいて結成されました。
 運動の母体は、岡山地区労加盟の労働組合、中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会、その他支援団体・支援者を中心に組織されています。
運動の概要
  年1回総会を開き、運動の総括と運動方針を討論し、年間の運動を決めていきます。年間を通じて、労働災害や健康障害、アスベスト被害などの相談 活動を中心に、次のような取り組みをしています。
 アスベスト裁判
  今日までクラレ・山陽断熱石綿損賠訴訟裁判、労災特別加入給付日額取り消し訴訟裁判、石綿肺労災不支給取り消し訴訟、三井造船石綿損賠訴訟 裁判、ニチアス・ナカハラ石綿損賠訴訟裁判を取り組んできました。
  このうち労災特別加入給付取り消し訴訟は、労働者の期間と特別加入の機関の双方で石綿に暴露した場合、最終の石綿暴露作業を行った保険期間 で給付基礎日額が決定され、低額の給付となる事例が多発していましたが、岡山地裁は2010年2月25日実質的に原告の主張を認め勝訴しました。
 石綿肺労災不支給取り消し訴訟裁判は、石綿肺で患い悪化のなかで自殺された労働者の遺族に遺族年金が支給されなかった件で、岡山地裁は石綿 肺発症からうつ病発症、自殺まで一連の過程と捉え、判断すべきとし、遺族年金不支給処分を取り消し、勝訴しました。
  クラレ・山陽断熱裁判は、2013年4月16日岡山地裁で判決がありました。山陽断熱には石綿の危険性を知りながら必要な対策を取らなかったとして 安全配慮義務違反を認めました。一方クラレには実質的使用従属関係はなかったとして責任を認めませんでした。原告と山陽断熱が高裁に控訴し、9月 26日に高裁第1回公判が開かれます。
  
労働安全ホットライン
  労働安全ホットラインを年数回実施し、いじめ、ハラスメント、労働災害、アスベスト被害などの相談に応じています。
 スタッフは、安全センター役員、弁護士、社会保険労務士、大学教授です。
 рナもメールでも直接センターに来られてもかまいません。

労働局交渉
  労働基準法・労働安全衛生法など労働者の健康や職場環境など安心して働ける職場をつくるため労働者保護の立場で行政を進めるよう要請行動を行っています。


中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会との連携
  アスベスト被害により、苦しんでおられる患者とその家族の人たちが集まり、お互いに激励しあったり、学習会や食事会など開催し、連携を密にはかっ ています。その集いでは、必ず相談会を行い、苦しむ新たな患者と家族の掘り起こしを行っています。