オーケストラにおける衝撃作(だと自分は思う)。なんとも実験的で斬新な作品。この曲に初めて出会ったのは中3になってからの音楽の授業。執拗に繰り返させるボレロのリズムにひたすら2つのメロディが交互に鳴り響く。何か単純そうなんだけど、とても複雑。けっこう心にバシーンとくるものがありました。この曲は最初から最後までが一つのクレッシェンドとなっています。最初は小太鼓がピアニッシモでリズムを刻み、それにヴァイオリンのピッチカートが加わります。そして主題を演奏する楽器を変えながらだんだん楽器の数は増えていく。そして全ての楽器がそろったかと思うと突然の転調。これがまたすごくいい。そして最後に長い間待ち構えていた大太鼓・シンバル・銅鑼が参加。ものすごい迫力です。
とにかくこの曲は何度聞いても飽きない曲。あ、この曲のトロンボーンは破壊的に難しいらしいです(と言うより忙しい)。
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